2012年1月29日日曜日

梨本塾に行ってきた。(2012年1月)

毎日寒い日が続きます、、、。



実は今日が2012年の走り初めになってしまいました。要は、昨年末の梨塾から一回もバイクに乗ってません!(厳密には年が明けてから一回DR-Zに乗っている(歯医者に行くため)ので乗り初めは終わっているのですが、、、。そういう問題ではない。)ちなみに、ジョギングは今月も欠かさず走っており、月間120km(自己ベスト更新)走っていました。なので体は鈍っていません。
しばらく前から週間天気予報は気に掛けていたのですが、今月は半端なく寒そうです。雪こそ降らないものの予想最高気温は何と5℃!もう、どうにでもなれ!といった感じです。
エントリーリストを見てみると、、、先月に引き続き、今月もゼッケン5番でした。サン耐IIのゼッケンは貼ったままだったのでそのまま使うことにしました。時代はエコです!
隣の田んぼ。日陰には見事に雪が残っています!!
年始にクシタニのグローブを購入しました。実は先月サン耐II走行後、拳の先を酷く傷めてしまいました。プロテクターの問題?と思ったので思い切って新しいグローブを購入したのです。

□フリー走行一本目

走行前に温度計を確認してみると5.5℃。午前10時にして、いきなり予想最高気温に到達してしまいましたが、無論、寒いです!風がないのが不幸中の幸い。路面温度を放射温度計で測ってみたら気温と同じくらいでした。とてもじゃないけど無理ができる状況ではありません。
慎重に、そーっと、2012年走り初めです。
年末年始、色々と思案して初走りの課題は決めていました。問題のコーナー立ち上がり、自分はバイクを「起こそうとする努力」を全く行っていないのです。(それどころか、酷い時はバイクを起こさなければいけない状況で更に無意識に寝かしこもうとしている始末、、、。)どうすればバイクが起きるのか?色々アイデアを温めてきました。あとは実地で試すだけ。
しかしながら、色々と試行錯誤してもサッパリ手ごたえがありません、、、。それどころか指先が冷たくてしょうがありません。たまらずピットイン。すると塾長からは「サスをガッツリ緩めた方が良い。」とのコメント。実は寒さ対策のサス調整をせずに走っていたので、思い切って前後とも緩めてみました。
状況が状況なので微調整の域を飛び出して前後のサスを緩めてみました(イニシャル一回転抜きとか)。で、残り時間は僅かながらも走行再開。サスを緩めた結果、微妙にしっとり感が出てきました。

□フリー走行二本目

気温は一本目とそんなに変わらず。ただ、路面温度は10℃を超えていました。日差しが多少は路面を温めているみたいです。けど、、、先月と比べて、2本目になって走り易くなったようには思えません。引き続き慎重に走る必要があります。
一本目ラストでサスを緩めた結果、多少は動きの堅さは紛れたものの、まだ不十分な気がしました。ならば、更に緩めて、フニャフニャの状態から締めこむ方向で美味しいところを探すか?と考えて、一本目にガツンと緩めたのと同じ分、更にサスをガツンと緩めました。
「これならば腰砕けで全然ダメなはずだ!」と予想して走り出したものの、、、、意外なまでに不具合なく走れました。あれ?
「ならば、もっとペースを上げればきっと破綻するに違いない!」と徐々にペースを上げたものの、、、なんか普通に走れています。気づけばタイムは27秒に入っていました。あれあれ??
結局、サスを締めこんでセッティングを纏めることは一切出来ずに2本目の走行時間は終わってしまいました。しまった!
あまりにサスの感触が変だったので塾長に話を聞いてみたら、「ここまで路面温度が低いとサスを動かして接地感が得られた方が良いと感じることもある。ただ、セットの緩さゆえに小回りが利かない等のデメリットも同時に出ているはず。」とのコメント。今のところはこのまま走るしかないのでしょうか?

□K-RUN予選

結局、何となくの勘でフロントの伸びを少し閉めた以外は緩めきったままのサス設定で走ることにしました。どこまで頑張れるかは出たとこ勝負。昼間になってもコースコンディションは十分とは言えなさそう。なので、手探り手探りでタイムアタックをしました。そうしたら出たタイムが27秒43(手元測定)。何だかんだで27秒前半まで入ってしまいました。
タイムアタック後、パドックで色々聞きまわってみると、、、gaiさん、ymkzさん、デイトナのN村さんと私が27秒前半でタイムが僅差(恐らく3~6位)です。計測結果によってはグリッド順位が大きく変わります。
結局私は4位でした。フロントローは逃したものの、悪い位置ではありません。

□K-RUN決勝(A Class:20Laps)

ウォームアップを済ませてグリッドに着きました。社長さん、I塚さんのトップ2台は26秒台。恐らく決勝はこの2台のマッチレースになるでしょう。で、その後ろは混戦状態。スタートダッシュで3位のgaiさんを抜く事は無理かもしれないけれど、5位のymkzさんより先に1コーナーに突っ込みたいところです。
で、スタート。右側に居たymkzさんに先に行かれてしまいました(泣)。スタート自体はそんなに悪くなかったのですが、イン側のymkzさんを気にしすぎで必要以上にラインをインに寄せてしまい、前に出られなかったばかりか1コーナーの先行も許してしまいました、、、。失敗!
負けじと後ろから追いかけつつ、1周目左コーナーで奇襲をかけるも抜けませんでした。(あ~、また後ろから追いかける展開か?)と少々ガッカリしつつ、前を見てみると、、、予想通り1,2位はマッチレース。みるみる離されていきます。一方、3位gaiさん、4位ymkzさんとは(予選タイムが近いこともあって)付かず離れずの展開。頑張れば前に出るチャンスもあるかも???
予選タイムの似ている四台は緒戦から大混戦!(写真:梨本塾)

で、どうすれば前を行くymkzさんを抜けるのか?どうやら左コーナーがチャンスだな?とは判りつつも、なかなか前に出る事が出来ません。どうすればいいのか??と攻めあぐねていたある周、1コーナー~S字を抜けると帝王コーナー外側の芝に青いR6が寝ているのが見えました(あちゃ~)。で、もう少し先には白いCBRも横になっていました(むむむ、、、)。接触があったのでしょうか?当然イエローフラッグ・フルコースコーションです。

コースを徐行しつつ(30km/h)レース再開を待ちます。どうやら社長さんの転倒は軽傷だったらしく走行を再開した模様、一方I塚さんR6は回収に手間取っているようでレース再開までには少し時間がかかりそうな雰囲気です。
なので、徐行周回をしながらレース再開後の作戦を考えました。期せずして自分が絡む3位争いはトップ争いになってしまいました。こんなことならもう少しスタートを頑張っておけば!!と悔やんだところで後の祭り、ここからどうにかしなければなりません。
どうやって前を行くymkzさんを抜くか?一番手堅いのはやはり左コーナーでしょうか?この時、レース再開直後の左コーナーで刺す作戦を思いつきました。長時間の徐行運転でタイヤは冷えてしまいます。再開直後の左コーナーは相当用心して走るに違いありません。抜くチャンスです!しかしながらタイヤが冷えてしまうのは自分も一緒。どうにかできないか?そこで私はフルコースコーションの徐行周回中にタイヤを温める事にトライし始めました。
徐行周回(30km/h)は殆ど惰性で走れます。なので通常はスロットルもブレーキも殆ど使いません。そこを敢えてスロットルとブレーキを使うようにして、やんわりタイヤを刺激し続けました。露骨にやると追突される危険があるし、作戦がばれる可能性もあります。なので、車間距離をコントロールしつつ、そーっと加減速を続けました。実際のところタイヤを完全に温めるには不十分な行為だと思いましたが、タイヤが冷めるのを多少でも防いでくれれば十分です。

そうしているうちにレース再開のタイミングがやってきました。結構緊張してました。チャンスは一回きり、狙いすまして抜かなければなりません。でも接触事故だけは絶対に避けねばなりません。自分に出来るのか?緊張しながらもテンションを高めてコントロールラインのグリーンフラッグを通過。いきなりスロットルをガバ開けするとウィリーしちゃうリスクがあります。なのでジワーッと加速しつつymkzさんを追いかけます。帝王侵入で後ろに付ける事が出来ました(よし、いける!!)。で、ラインを変えて、左コーナーのイン側に滑りこむ、、、、、予定だったのが、あと一息で足りませんでした(号泣)!!あ~、俺、勝負弱い!!


必勝の作戦は見事に失敗しました。こうなったら、あとはひたすらアタックし続けるしかありません。何度も左のイン側を襲いました。ブレーキをミスってジャックナイフをやっちゃったりもしました。何度かは惜しい所まで行けたのですが、ラスト数周というところでymkzさんの走行ラインが変わりました。さすがに警戒されたのか?すぐ前を行くgaiさんを狙っているのか?いずれにせよ左でインを刺す作戦はもうダメです。だったら、1コーナーで抜いてやるんだ!と方針変更をするも、抜く事は出来ず順位はそのままで結局チェッカー。3位でした。

終盤の追っかけっこ。(撮影:愚者さん)

http://www.youtube.com/watch?v=kV25sGK3U2I
レース車載動画。バッテリが途中で切れました、、、。スイッチ入れっぱなしだったのが良くなかった。

まぁ、結局勝てませんでしたが、レース再開後の追っかけっこは楽しかったです。僅差のトップ集団全員がタイヤのグリップに対して不安を隠せない状況で、手探り手探りの走行でした。私は前を行く2台を追いかける立場だったので楽だったのかもしれません。自分が先頭だったら逃げ切る事は出来たのでしょうか?いずれにせよ久しぶりのトップ争いを体験できたことはとっても有意義でした。勝ちたかったけど、、、。


早く暖かくならないかな~。



私が撮影した写真は梨塾HPからリンクされています。




ディアブロスーパーコルサ積算走行時間: 3時間15分


0 件のコメント: