とうとう本番です。
朝は意外と早く、7時過ぎには荒川土手に到着していました。
本番の装備を決定する必要があります。天気予報では気温は15℃程度まで上がるようなことを言っていたのですが、現場の天気は曇りでそれほど暖かくなるような気がしません。なので、上は梨塾マラソンズTシャツの中にヒートテック(長袖タートルネック)を着て行く事にしました。もしかしたら暑くて苦しむことになるかもしれませんが、その時は袖を捲れば何となるでしょう。
あと今回はジョギング用のウェストポーチを持ってきていました。この中にはバンテリンスプレー(脚がヤバい時の応急処置用)、塩熱サプリ(vanさんに教えてもらった。安全靴で有名なミドリ安全製。熱中症対策に使われるくらい優れモノ)、ショッツ エナジー ジェル(近所のスポーツ用品店で購入。途中のスタミナ回復(おまじない)用)、何かあった時の500円玉を入れて行く事にします。
続々と梨塾マラソンズのメンバーが揃ってきました。スタート時間がそろそろ近いです。着替えも済ませたので荷物を預けに行くことにしました。
私が荷物を預けに行ってる頃、集合写真撮影!!
写りそびれた私とエイトツリーさんで補足・集合撮影!! (こちらは競技後)
(集合写真を撮っていたとはつゆ知らず)荷物を預け終わって、出発前最後のトイレを終わらせた後、丁度スタートの号砲(AM9:00)が聞こえました。「スタート前に何をモタモタしてんだよ!」と思うかもしれませんが、段取りとしては寧ろバッチリです。というのも、1万7000人ものランナーが参加するこのイベント、スタートは大渋滞します。バイクのスプリントレースみたいにスタートラインについて目をギラギラさせる必要は全く必要ないのです。
トイレを済ませて、スタート地点に向かいました。目の前にはスタートラインに続く大渋滞が見えます。その場でサッと合流してしまってもいいのですが、マラソンのスターティンググリッドもバイクレースと同じで原則速い順に並ぶので、自分のタイム相応の場所まで逆戻りしてランナーの行列に加わりました。
酷い渋滞でした。全然前に進めません。行列の右端は流れが良いみたいです。昨日の雨の水溜りが酷いからでしょうか?なので行列の右端に移動して、大股歩きでガンガン前に進みました。途中、列の中央あたりに居たSG谷さんを抜きました。スタートラインは未だ跨いでいませんが勝負は始まっています!
「ウォーリーを探せ」、でなくて、「しにちなかおを探せ、」
□スタート ~ 10km
スタートラインを越えて、ようやく歩き~走りに変わりました。とうとう本当のスタートです。
どのようなペース配分で走り出せば良いのか?タイムの更新を狙っていたとはいえ、序盤から飛ばし過ぎては問題があるように思えました。なので前半は敢えて抑えて走る事にしました。様子を見ながら走った出だし2kmのペースは7'00"/kmでした。(いくらなんでも遅すぎないか!?これだとベスト更新できない?)と不安になってきたのでペースを少し上げました。
途中、トイレ待ちをしているエイトツリーさんを抜きました(こういう事があるからスタート直前のトイレは大切なのです!!)。(ここで抜いてもどうせ後で抜かれるんだろうな~)とか思っていたら、案の定、抜き返されましたが。(なかなかに独特の走法でした。でも、その後、塾長を抜くまで順位を上げてしまうのだから凄い!)
序盤のペース管理では心拍計が活躍しました。私の場合、150bpm=楽ちん、160bpm=少々キツイ、170bpm=ツライ、180bpm=レッドゾーン、なのですが、敢えてペースを抑えた序盤の走りで心拍は何と145bpm前後でした。いい感じです!そうやって10kmまではとにかくペースを抑えて走りました。
□10km ~ 20km ~ 中間地点
10kmは何事もなく走れました。当然です。準備体操が終わったくらいの感覚です。
淡々と走り続けたのですが、スローペースで抑え続けている事が精神的に辛くなってきました。なので心拍150bpmを解禁、微妙にペースアップしました。
15kmあたりで太ももが微妙に張っている事が、あと、膝が微妙に痛み始めていることが気になりました。走り続けられないほどの激痛ではないのですが、先のことを考えると少々不安、、、。
そのうち、先頭ランナーが折り返してくるのが見え始めました。梨塾マラソンズで先頭を走っていたのは無論vanさん。すれ違いざまにエールを交換。もうしばらくして塾長を発見。片手でハイタッチ。更にしばらくしたらヤマさんを発見。自分のすぐ前にfat_isaoさんが居る事、折り返し点にCB400SF・N村さんが居ることを教えてもらいました。
そうやっているうちに自分も折り返し点に到着。ハーフのタイムは2時間20分でした。前半徹底的にペースを抑えた割にはソコソコのタイム。
□中間地点 ~ 30km
折り返しのパイロンをインべたで旋回した後、ふとコース脇を見るとカメラを持ったN村さんを発見。バッチリ写真を撮ってもらえました。(ちなみに、これらの写真は当日開催された打ち上げ飲み会会場にてCD-Rに焼かれて配布されたのでした。素晴らしく早い!CB400SF・N村さん!! (誰かさんのBLOGとは大違いだ!?))
折り返し直後の私。まだまだ全然元気です!
で、マラソン後半です。前半はとにかくペースを抑えましたが、後半は仕掛けます。
折り返してすぐ、コース脇で止まって、両膝・太ももにポーチに入れておいたバンテリンスプレーをガンガン吹き付けました。本格的に痛くなってしまってからでは手遅れです。早めに手を打ちました。あと、次の給水所で塩熱サプリを摂取。そういえば、何錠食べればいいのか説明書を読まずに捨ててしまった事を思い出しつつ、とりあえず2錠を口に放り込んで、ガリガリ噛んで水で流し込みました。あと、ショッツ ジェルも摂取して栄養補給。Made in USAだったので、正直、味は期待していなかったのですが、予想よりも更に酷い味でした!確かコーラ味を買ったつもりだったのに、甘くもなんともない水飴のような食感で、、、それも無理矢理水で流し込みました。準備万全、よし頑張る!!
とはいえ、ハーフで2時間20分掛かってしまっているので、最上目標の4時間30分切りは少々厳しそう、、、。でも、キロ6分で走り続ければ、4時間30分台くらいは何とかなる?と考えて、ペースアップを敢行しました。ふと周りを見ると、どうやら前半でバテた人が多数。ガンガン抜きまくりました。ただ、後半も心拍計をペース管理に活用しようと思っていたのに、、、何故か心拍が表示されなくなってしまいました(泣)(最近しばしば起こるトラブル)。
途中、コース脇のE本さんに応援されつつ、30kmまでは無事に走り切る事が出来ました。
□30km ~ ゴール
今回は巧くペースコントロール出来てるみたいだから30km過ぎの魔物には襲われずに完走できるのかな?とか思っていましたが、当然ですが、そうは問屋が卸す筈がありません。30kmを過ぎて結構辛くなってきました、で、路肩を歩いて一息入れるか?と挫けそうになった時に「おう!しんちゃん!!」と声が聞こえました。ふと見ると、応援に来ていた悪塚社長が居ました。歩く予定をキャンセルして走り続けました(私にも見栄が有るので)。
折り返して以来、序盤に怪しかった膝や太ももが酷く痛くなることは有りませんでした。しかし、30kmあたりになって、右脚ふくらはぎがかなりヤバくなってきました。少しでも力を入れると簡単に攣りそうです。しかたなく給水所の度にバンテリンを吹き付けて誤魔化してました。(しばしば、特に右脚の)ふくらはぎが攣りそうになるのは私にとっては良く有る話。今回は事前練習でインソールを工夫したりとか脚ダメージ対策を色々頑張ってみたのに効果は無しか?とガッカリしました。
けど、なんか今回は違うみたいです。ふくらはぎの脚攣り以外目立ったダメージがないのです。今までのマラソンだと30~35kmまでやってくると、両足は棒のようにガチガチ、足裏は痛くて大変!!てのが相場なのですが、今回は(流石にダメージゼロとはいきませんが)何とか大丈夫なのです!!
結果として、ペースこそ徐々に落ちては来ているものの、今回は途中で歩く事なく走り続けることが出来ました(註:給水所では歩いてます)。ただ、いつもと違って歩いて気持ちと体をリフレッシュが出来ないという事は精神的にはかえって辛かったです。が、30km過ぎからはイベント(金芽米おむすび、シャーベット)が続くので、何とか気分を紛らせました。
ラスト5km、水門に向かう堤防に向かっての上り坂は走らず歩きました。ここで無理しても良いことがないと思ったので。で、ゴールに向かって走り続けます。
時計を見ると、4時間30分台は既にアウト、でも40分台ならば何とかなりそうな感じ?
とうとうゴールのアーチが見えてきました。腕時計を見るとここまでのタイムは4時間49分!ラストスパートで全力疾走!でフルマラソン完走しました。
ゴール直後の私。 (撮影:MIPOKOさん)
↑の写真の別アングル(笑)。
その後は梨塾マラソンズのメンバーで銭湯に行って汗を流し、即日打ち上げ飲み会に向かったのでした。
これまでのマラソンペースチャート。今回はとにかく後半で酷くタレなかったのでタイムが大幅更新出来ました!
今回のマラソンのペースチャート。このグラフだと判り辛いですが、15~25km区間が最も速かったです。ただ、25km以降はペースが伸び悩みました。
~リザルト~
記録: 4時間50分52秒 (ネット)
5時間8分54秒 (グロス)
順位(グロス): 7,361位 (10306人中)
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