2010年8月28日土曜日

梨本塾に行ってきた。(2010年8月)

梨本塾へ行ってきました。

先日の筑波の走行でサスペンションのオーバーホールが必要なように思えたので、あの後G Senseさんにオーバーホールを依頼しました。今日はオーバーホール後の初走行になります。

トミンは相変わらず暑いです。温度計を忘れたので最高気温がどれくらいか?は良く判らんのですが、体感的には先月のマシ耐にも匹敵する暑さ、しかも、今日は風が吹いていない分余計に暑く感じられました。酷い。
前日にリリースされたエントリーリストを見て、自分の並びが結構後ろ目になっている事が気に掛かりました。どうやら先月のマシ耐IIの決勝順位に基づいてソートされているみたいです。(これはもしかして?)と思っていたら、案の定、Bクラスエントリになっていました。まぁ、仕方がない。
ときに、先日ツナギを新調しました。以前のツナギが(手入れ不足のために)ポロポロと綻びだしたので、絶対にレース車検で落ちない本番用ツナギとして、前のと同じアレンネス製のを購入しました。今日が初走行になります。
Aクラス一本目の走行前の時間を使って儀式を執り行いました。(撮影:愚者さん)

□フリー走行1本目
Aクラスの後に走行開始です。何だかんだで先月のマシ耐以来の久しぶりトミンになってしまったので、出だしは慎重に。あと、サスオーバーホールの効果確認および新ツナギの感触を確かめる必要もあるので、(ってネタ多すぎ!)、最初はゆっくり走り始めました。
総じて良い感触でした。まず、ツナギは全く違和感無く使えました。もっとも、前のツナギと同じメーカー、同じサイズ(LW)なので障害は少なそうだったのですが。新ツナギの新機能として、ツナギ側のインナーが立体網目構造になっていて、膝・肩のエアインテークから入った空気がツナギの中に流れる、というのが有るのですが、これはまぁまぁ良い感じかもしれません。ただ、風が吹く!、といっても35℃の温風なので、猛烈に涼しくはなりません。
サスも良い感じでした。筑波はともかくトミンではオーバーホール前の状態でもチャタリングで悩まされるような事は無かったので、効果を体感できるか不安だったのですが、違いは歴然。ブレーキングでフロントサスのしっとりとした動きを感じられるようになりました。素晴らしい!
徐々に感触を取り戻してきたので、一周だけ頑張ってみたら出たタイムが28秒58。まぁまぁでした。走行終了後、塾長からもOKサインが出ていたので、問題なさそうです。
しかしCBRは既に辛そうな状態で、1本目終了後パドックに戻ってくると、いつもの如く冷却水のキャッチタンクからモウモウと湯気が立ち上る状況。先月のマシ耐と比べると、コアガードの金網が入っている分、熱的には辛い状況でした。
新しいツナギを着て走る私。背中が寂しいので、後日文字入れ計画中。(撮影:Fat_isaoさん。ありがとうございます!)

□フリー走行2本目
2本目も継続して走行です。1本目終了間際のタイムアタックでは全力を使い切れている感じがしませんでした。なので、粛々と慣熟を続けて、2本目終了間際に再びタイムアタックをしてみたら、出たタイムは28秒28でした。まぁ、こんなもんでしょう。走行後はやっぱりCBRから湯気がモウモウ、、、。
ちなみに先月はこのタイミングで全力を使い切ってギリギリ27秒に入れたものの午後がメタメタでした。今月は同じ過ちを犯さぬよう、午後に(チョットだけ)気合と体力を残しておきました。昼は愚者さん、すいれい さんといっしょにログハウスでぐったりしながら弁当を食べてました。食欲は全然有りませんでした。揚げ物は消化が悪いように思えてのでご飯だけを半分くらい食べました。しんどい。

□予選
昼休み時に思い出したのですが、今日私はサスのセッティングが筑波セットのままで午前中を走っていました(といっても、違いはリアのイニシャルだけ。)。これまでトミンではスロットルの開けやすさを優先して、リアのイニシャルを相当締めていました。しかし午前中は特にスロットルの開け難さに不満を持つことも無く走りきってしまいました。サスのオーバーホールのせいなのか?乗り方を換えたからなのか?イマイチ判りませんでしたが、予選に向けて、午前中そんなに不具合を感じなかった事も踏まえて、以前のトミンセットと筑波セットの中間地点までイニシャルを締め込みました。
で、予選開始です。リアのイニシャルを締めた影響として、最終コーナー立ち上がりは特に変化が無かったのですが、帝王の立ち上がりが少し開け易くなりました。よしよし。いずれ、ちゃんとセッティングしないとダメですね。
水温を上げたくないのでウォームアップ走行はそこそこで一旦ピットに戻ったら、割と早いタイミングで予選開始となったので、急いで再びコースインしました。今日はBクラスでの予選です。目一杯自分の前にクリアを作った状態でコースインし、途中詰まったのでピットスルーして同じようにクリアを確保しました。で、気合一発のラップで出たタイムが28秒01。なんとも残念なタイム!計測区間の問題を考えて次の周も頑張ったのですが、タイムを見てテンションダウンしたのか28秒21しか出ませんでした。
予選を終えてピットに戻ってきて、CBRを見てみると、、、大噴水のようにとは行かなくとも、沸騰した冷却水が僅かに吹き上がっているような状態。水を継ぎ足さなくてはならない程ではないですが、この後のK-RUNが心配です。
予選の集計結果が発表されました。私はBクラス2番目のエントリだったのですが、予選成績はAクラスの2番目でした。大幅ジャンプアップ!ちなみにポールポジションはI駒さんで唯一の27秒台でした。
非常に勿体無いタイム。ちなみに動画はカメラトラブルで無し、、、。

□K-RUN決勝A Class

午後の天気は曇り気味で、キツイ日差しも無かったのですが、K-RUN開始前になって再び晴れてきちゃいました。いくら20周の決勝とはいえ、体力的にも、冷却水温的にもキツそう、、、。先月のマシ耐よりかは体力を残した状態で決勝に辿り着きはしたものの、結構疲れてます。
レース前のウォームアップは体力維持+水温上昇防止の意味も込めて徹底的に手を抜きました。しかし、予選から間もない決勝のため、マシンに電源を入れた状態で水温は既に80℃(適温!)てな感じ。

フロントローからのスタートです。結局グリッドに付いた時点で水温は既に115℃。スタート前の回転上昇で116℃にまで上がってしまい、、、スタートです。ポールのI駒さんの前に出る事は出来ずに2位で1コーナーに進入しました。最初の2~3周はペースが掴めずにバタバタしてました。その間にI駒さんに置いて行かれるのか?と思いきや意外と一定間隔で付いて行けていて、(僕が真後ろにビタ付けしてないから、本気で逃げていないんだ!)と独り憤慨していました。(が、後で聞いてみるとI駒さんも辛かったみたいです。)で、その時点での水温が113℃(温度を見たのはこれが最後)。
ここから先は中くらいの集中力で淡々と追いかけました。全力で追いかけたら20周も絶対もちません。我慢の走りで凌ぐしかありません。幸い、ここまで後ろから刺されそうになる感触も無かったので、後ろへの警戒は一時解いて、自分の走りに集中しました。残り10周位の時点で、I駒さんにはジワリジワリと離されてしまいました。ここから追いつくのは厳しそう。でも、抜かれることも有りませんでした。(ひょっとして、2位(自己ベストリザルト)でゴールできる?)といった考えが頭をよぎり始めました。ラスト3周位になって、相当バテてきました。この頃になると気になるのは後ろの方だけで、2位を死守することだけしか考えてませんでした。タイムが29秒を切れなくなってきている事に焦りを感じ始めてもいました。(実際、K藤さんの話では、ラスト数周になって急に私のペースが落ちて不思議に思ったとの事、、、。)ついに迎えたファイナルラップ。(よし!逃げ切った!!)とすっかり安心して1コーナーに進入しようとしたら、、、まずK藤さんにアウトからズバンと刺されました。(まじ!?)とたじろいでいる隙にイン側から愚者さんにも刺されて(漁夫の利的抜かれ方)いきなり4位に転落しました。左で差し返す努力をするも空振りし、ガッカリしながら最終コーナーを立ち上がっていたら、チェッカーフラッグ直前でNaojetさんにも刺されて結局5位でのゴールとなりました。あ~ぁ~、、、。
で、当然の如く、レース後はキャッチタンクから熱湯が噴出しました。動画を見ると良く判るのですが、19周目からチラホラ水温ランプ(120℃以上)が点灯してます。(レース中は気付いていなかった。)で、ファイナルラップはランプが点きっ放し状態。どうやら、僕が力尽きたのと時を同じくしてCBRもダウンしてしまったみたい。ここらへんの連携は完璧です、、、。


写真は↓ココに有ります。
梨本塾 2010年8月 (1)
梨本塾 2010年8月 (2)


ディアブロスーパーコルサ積算走行時間:2時間00分



このレポートを書いていたのが9月5日。8割がた出来てはいたのですが、不幸なニュースを知り、そこから先、全く筆が進まなくなってしまいました。

富沢 祥也選手のご冥福を心から祈ります。本当に残念です。

2010年8月1日日曜日

ファイヤーガレージ・ライディングスクールに行ってきた。

ファイヤーガレージ主催のライディングスクールに行ってきました。



このスクール、通常はトミンで開催されるのですが、今回は筑波2000での開催となったので、迷わず参加エントリを済ませました。(ファイヤーガレージ単独の貸切走行でなく、ライディングスポーツ主催の走行会に混ざる形。)知り合いだと、みっち~さん、アンド_k0さん、らっちさんが居ました。私も含めて皆さんハイペースクラス(目安10秒以下)での走行です。

走行は昼ごろ開始なのですが車検やブリーフィング等の時間もあり、朝の8時には筑波に到着。空は曇っていたので、(これはチャンスか?)と期待したのですが、筑波に到着し車から降りると、日差しは無いのですが、まとわり付く高めの湿気が嫌な感じ。結局、走り始める頃には晴れてきてしまって、どうやら今日も酷暑に苦しめられることになりそうです。

車検場に向かってCBRを押して歩いてみて、驚く程に取り回しが軽くなっている事に気付きました。チェーンを換えた効果でしょう。単に新品だから良かったのか?Reginaだから良かったのか?はたまた、Wako'sの新しいチェーンルブが良かったのか?いずれにせよビックリするくらい抵抗が軽かったです。これは気持ちよく走れるに違いない!と期待を膨らませて走行開始を待ちます。
参加者にはもれなくピットが割り当てられます。便利!!
走行一本目前には路面温度は50℃にも達していませんでした。この状況でマシと思えるようになった時点で相当暑さにやられているのでしょうか??
走行開始直前、気温は未だ31℃。未だと思っている時点で暑さにやられ(以下省略)。結局34℃までこのあと気温は上がりました。結局暑い、、、。

で、今日はライディングスクールなのでインストラクターがつきます。いつものファイヤーガレージのスクールの面々です。ただ、今回は場所が筑波で各ライダーに注意を行き渡らせる事が難しかろうとの判断から、各人に担当のインストラクターが一人割り当てられる形になりました。(担任の先生みたいなもの) で、走行開始前に担当インストラクターと今日のテーマに関して話し合いました。私の今日のテーマは、最近悩まされている「シフトダウンをしながらブレーキングが巧く出来ない事」です。色々と相談した結果、「スロットルの煽り無し、クラッチリリースだけでシフトダウンする。」事にトライしてみる事にしました。スロットル操作から開放される分、右手はブレーキングに集中できます。スリッパークラッチの無いCBR600RRではクラッチ捌きの習得は避けては通れない道。折角の機会なので重点的に練習してみる事にしました。

□走行一本目
ハードブレーキを必要としない最終のシフトダウンのみ現状維持とし、1コーナー・1ヘア・2ヘアのシフトダウンを半クラ逃がしで練習です。スプロケは先日のままなので2コ落とす必要があります。で、トライをしてみると、リアタイヤが暴れたりする事は無い(過去にはDR-Zで侵入スライドの練習をした事もある経験から?)のですが、猛烈に減速され過ぎてしまって全然突っ込めていません。未だエンブレが逃がし切れていないのか?と考えて、相当やんわりとクラッチリリースをしても状況は変わらず。侵入でモタモタするので後から追突されるのでは?と不安になるほど。何故!?と考えて判明したのですが、実は私はこれまでシフトダウンの必要なコーナーでは殆どブレーキを掛けずにコーナーへ侵入していたみたいです!右手がブレーキングに集中できる状態になった途端、ブレーキングポイントが一緒だと過減速になってしまっているようです、、、。
だったらば、ブレーキングを遅らせれば万事OK!である事はすぐ判ったのですが、慣れ親しんだブレーキングポイントをホイホイ動かす事が出来るほど私は器用ではありません。なので、少しづつ、少しづつ、ブレーキングポイントに修正を加えてみました。
そんな感じで苦戦して一本目のベストは1'10"76、、、。タイムアタックとか以前のレベルですが、何かコースは混み気味でクリアラップも取りづらいので課題練習に終始することに。

□走行二本目
継続してブリッピング無し練習を継続。ベストラップは1'08"80。段々ペースを上げられるようになりました。
ときに、今回はラジエター冷却水にMotulの添加剤MoCOOLを混ぜてきて(水温マイナス要因)、あと、コアガードの金網を再装着した(水温プラス要因)のですが、、、。感触はイマイチ。走行一本目出だしは80℃以下で推移していて(おっ!?)と思ったのですが、赤旗中断のスロー走行で100℃まで一気に上昇。走行再開しても100℃以下には下がりませんでした。で、二本目走行後、ピットに戻ってきたときにはキャッチタンクからもうもうと湯気があふれ出す始末。(噴出しはしなかったけど、、)MoCOOLを入れるときに冷却水を全抜きせずに、チョイ抜き~MoCOOL原液注入、とやったので、巧く冷却水内にMoCOOLが攪拌されていないのかもしれません。にしても、少々ガッカリ。
キャッチタンク内で冷却水が沸騰し、もうもうと湯気が立ち上る状況、、、。

□走行三本目
三本目も継続して練習走行を続けるか?とも思いましたが、最初の時間帯は担当のインストラクターさんに自分のCBRに乗ってもらう事にしました。コレといってマシンやサスに不満を感じていた訳でもないのですが、折角の機会なのでお願いしようかな?と考えたので。あと、もしかすると、それとは気付かずに不具合とかがある可能性もあるか?と考えたので(結果論ですが、この判断は正しかった)。
やっぱ、カッコいいぜ、俺のCBR!とか思いながら見物。

インストラクターさんは3周程してピットに戻ってきました。内心、(うちの子に限って問題など有る筈が無い!(親バカ心理?))と思っていたのですが、頂いたコメントは、「フロントサスが全然動いていない。強くブレーキングするとフロントがバタつく始末。

(え゛ !!?)

予想と反対の結果に戸惑いました。イニシャルを緩めるとかして対応するか?とも考えましたが、問題はもっと深刻そうで、走行時間も限られていたので、そのままコースインしました。二本目は大丈夫だったので似たペースで練習することくらいならば出来るはずです。
で、用心しながら走行を継続して、段々ペースを上げていったある周、、、

動画前半はインストラクター試乗時、後半は私の走行時(友情出演:みっち~さん)画像はそれ程ブレていませんが、ハンドルは手が痺れそうになるくらい振動してます。インストラクター様、しょーもないマシンに乗せてしまってすみませんでした、、。

ブレーキを強めに掛けると、フロント周りが激しく振動を始めました。ブレーキがすっぽ抜ける感じではなかったので、そのまま真っ直ぐ突っ込んでしまう恐怖感は無かったのですが、明らかにおかしい挙動、、、。
よくよく思い出してみると、以前にも似た挙動が出たような記憶が、、、。2月のTT前の練習の時??、1コーナー侵入にて試しにブレーキングを遅らせたときに車体が暴れた記憶があります。(リアだったかもしれません。記憶曖昧。)で、その時はブレーキを急にガツンと掛けてしまったから車体が暴れたのだと思っていて、よもやサスに不具合があるとは思っても居ませんでした。
あと、家に帰って動画を再確認して判ったのですが、今日の二本目でヒヤリとした場面も同じ症状のようです。

最終侵入時に前にバイクが居て、旋回中に突っ込んでしまうような間合いだったので普段より強めにブレーキを掛けた結果です。

結局三本目のベストラップは1'08"00。一応、本日のベストラップを出すことは出来たのですが、フロントが暴れてからは、1コーナーは全然突っ込めなくなりました。


走行が終わってピットに戻ってきて、改めてCBRのハンドルを押し込んでフロントサスの感触を探ってみるのですが、何か動きがとても渋くて硬い印象。もしかして疲れていて力が掛かっていないのかもしれないと考えて、試しにみっち~さんのR6でも同じ事をやってみたのですが、明らかにこちらのほうが柔らかい感触。何てこったい!!こんな状態になるまで気付かなかった事に自己嫌悪、、、。

色々と相談に乗ってもらって原因も多々考えられたのですが、とにもかくにも、サスのオーバーホールが出来ていない事が関わっている可能性が高いです(2009年3月に新車で走り出して以来、1年半走行)。今シーズン末にオーバーホールするつもりだったのですが、2シーズンはさすがに厳しい??現在、前後サスペンションのオーバーホールを段取り中です。

といった感じで走行は全て無事?終了しました。タイムはパッとしませんでしたが得たものは大きいように思えます。
よくよく整理して考えると、現在抱えている課題は盛りだくさんです。
①メリハリをつけた加速・減速とそのためのライン取り。
②クラッチ逃がしのシフトダウン(最終的にココに落ち着くかどうかは思案中)と侵入ブレーキング。
③ちゃんと動くフロントサスでの慣熟。①、②を前提にしたサスセッティング。
これらがソコソコ消化できると4~5秒まで行けるかも???とかムシの良い事を考えたりしてますが、9月TT(そろそろエントリーが始まる)までに何処まで行けるのか???
まぁ、課題が見えているだけ楽といえば楽です。
走行会終了後、BroccobirdさんがL枠の走行に来ていました。Duke筑波初走行!午前中はトミンだったというから驚き!!


○ディアブロスーパーコルサ積算走行時間:1時間0分