2011年8月28日日曜日

梨本塾に行ってきた。(2011年8月)

筑波TTまであと一週間、準備も佳境です。今日は筑波で2輪のスポーツ走行枠のある日。なのにトミンに来てしまいました、、、。
今日の目的は、先日の筑波で掴みかけた荷重を掛けてググっと曲がる旋回をトミンでも出来るか?を試す事。それと、その乗り方を塾長に見てもらう事です。
走り始めのサスセットは敢えて先日の筑波設定のままで行く事にしました。(アイドリングの回転だけトミン設定に下げました。)実は私はこれまでトミンではリアのイニシャルを最強に近いくらい締めて走っていました。というのも過去のテストで最もスロットルを開け易いセットと感じたからです。固めセットで走り続けて、タイムが27秒に入るとS字の切り返しでリアタイヤが滑るようになってしまいました。なので、僅かにイニシャルを緩めはしたのですが、それでも標準よりかは明らかに締まった状態でした。何故そのセッティングを好んだのか?今になって思えば、最もリアタイヤの限界が掴み易いセッティングだったのだと思います。リアサスが動かない分、余計な?情報が無い分、タイヤの状態は分かり易いです。しかしながら、サスを動かして積極的に車体姿勢を作っていけないことも事実で、(そのせいかどうかは不明瞭ですが、)挙句の果てに帝王で限界を超えてコケてしまいました。なので、これからはサスとタイヤの共同作業(“タイヤのみ”からの卒業)でこの先のタイムを狙っていく事にします。
先日の筑波はベストこそ更新できなかったものの好調でした。この流れだったら26秒でちゃう?とかウキウキしてました。

□フリー走行一本目

いざコースイン。走りはじめから調子よく走れたか?といえば、現実は厳しかったです、、、。全然乗れていません。動きがチグハグで全くリズムに乗れていません、、、。おかしいな~、と思いつつピットに戻ってみると、塾長からは「コーナー侵入で体が全く動いていない。フロントのイニシャルを締めてみたら?」とのコメントが。そこで私は↑の事情を説明して、どうしたもんでしょ?と相談した所、そこまで大々的にリアセットを変えたのならば、先ずはそのセットに慣れるまでジックリ走り込まないと駄目だろう、とのコメント。なのでフロントのイニシャルを締め、リアのセットはそのままにして走行を継続しました。
侵入で体を使えていない」という問題が明らかになると、その後の走行は目指す方向が見えて走り易くなりました。で、ひたすら周回を重ねて試行錯誤を繰り返しました。

そうして走行を続けているうちに、ある事を思い出しました。

「、、、、。そういえば、今日はSTOMP GRIPを着けて来たんだったっけ??」

正直に書きますが、マン島TTで実に90%のライダーが装着し?、試した僕の周りのライダー全員が例外なく効果を実感したSTOMP GRIPの影響に私は全く気付きませんでした!!
走行を再開し、改めて意識を向けてみても、外脚膝の内側が微妙にトゲトゲする以外、特別何かが変わったようには思えません、、、。

何ということ!!!?

考えられる理由は3つ。

① パッドの絶対的面積不足。タンクエンドの先に少々貼り付けただけでは体を支えるには不十分だった。
② そもそも、体の固定に問題など無かった。STOMP GRIP不必要。
③ 私は猛烈に鈍感。え~!?

はありえる話です。でも打つ手がありません。STOMP GRIPを愉しむためにタンクエンドを外すのも本末転倒な気がするし。
の可能性も決してゼロではありません。私のCBR、シートラバーはグリップが良くてケツが滑る事など殆ど無いし、ステップも凶悪的にトゲトゲでブーツはバッチリ固定されます。それに私はシートエンドにつけたスポンジにケツを当てて下半身の位置を固定するので、これ以上体を固定する余地は残っていなかったのかもしれません。
だったら、、、、やだな~。

いずれにせよSTOMP GRIP効果でタイムが伸びることをスッカリ期待していた私にとってはショックな出来事でした。
タンクエンドにしか付いていない控えめなSTOMP GRIPの図

そういえば、この日からホームストレートでのシフトアップに点火カットを使ってみる試みを始めました。思い起こせば、かつて、ワイルドピッチさんに1→2のシフトアップで点火カットはギクシャクして難しいって話を聞いて、自分はずっとクラッチを切ってシフトアップしていたのですが、何か普通に点火カットでも行けるという話を聞いたりもしたので今更ですが試してみました。結果は、、、割とギクシャクしないで繋げられるコツが有るみたいです。巧くいったときには比較的スムースに繋がります。スロットルを戻さなくて良い恩恵は大きいのでちゃんと練習をしたほうがいいのかも??(現状、無意識だとクラッチを切ってしまう。)

□フリー走行二本目

二本目も継続して試行錯誤を続けます。どうもフロントの感触がイマイチです。なのでイニシャルを更に半回転締め込んだら良い感じになりました。
そうして走行を続けていくうちに、リアの感触にも慣れてきてたのか朝イチに比べるとなんとなく良い感じに纏まってきました。でもタイムは未だ28秒台で本気のタイムアタックをしてしまうと折角のバランスが崩れてしまいます。
なので練習走行を続けて、最後の一周だけエイっ!と頑張ってみたら27秒7が出ました。

チェッカーが出て、パドックに戻ってみると塾長が待ち構えていました。
「どうだった??」と訊かれたので、(妙に塾長がニコニコしていたのが気になりつつも)「う~、正直良く判らないです、、、。」と答えた所、(下手すると今までで一番!)良い感じで乗れていた!との事。

え~~!?

ニコニコしてる塾長をよそに何故自分は満足できていなかったのか?ツナギを脱ぎながら改めて良く考えてみたのですが、ライン取りとかは理想のイメージに近づいてきたものの、DR-Zで出来たみたいな「ググっと」荷重した旋回が出来ていない事が不満なのだな、という事に気づきました。
せっせと最終コーナーを旋回する私。(写真:梨本塾)
頭の中が「???」になりかけている私と塾長。(写真:梨本塾)

□フリー走行 ~ K-RUN予選

まだまだ練習し続けたい気もしましたが、午後からはレース進行です。午前中には1回しか出なかった27秒ですが、予選ではポンポン出ました。ただ、27秒8を連発するだけで、その先に届かなかったので、1周息を整えて、アタック再開。1コーナーの侵入が雑になっているように思えたので丁寧に走って、、、そうしたら最後の周で27秒52が出ました。良い感じです。
順位は全然気にしてなかったのですがAクラス4位でした。上位2人は説明不要として、僅差でymkzさんが3位でした。

ラスト2周、気合でタイムを出しました。

□K-RUN Aクラス 決勝

さて、レースです。3位のymkzさんと予選タイムは僅差でしたが、結果としてフロントローに入りそびれました。決勝の展開をあれこれ読むのですが、スタートでymkzさんの前に出られないと3位入賞は難しそう、、、。なのでスタート集中で頑張るしかありません(TT前のスタート練習も兼ねてるので更に集中!!)。ymkzさんはイン側スタートなので必然的に1コーナーはインベタで通過します。1コーナーまでに前に出るのは難しそうなので1コーナーをアウトから被せるラインを睨んで、、、スタート!!
私のスタートはソコソコの出来。幸い?ymkzさんはスタートを少々ミスったみたいで一気に差が詰まりました。(もしかしたら1コーナーまでに前に出られる?)って一瞬考えてしまったのが失敗でした。きっちりリカバリしたymkzさんはイン側をスルスルと加速。私は一瞬の躊躇で被せ損ねて先行を許す結果になってしまいました、、、。あ~ぁ~。
スタート~1コーナーで3位になる作戦失敗orzの図(写真:梨本塾)
「さて、これからどうしよう???」 (撮影:みっち~ さん)

まぁ、事前に予想はしていたのですが、こうなると余程のミスでもない限りパスするのは困難で、実際、少々離されつつあり、後ろにビタ付けするのも困難な状況に陥ってしまいました。
さて、残りの周回をどうしよう??レース中に独りでタイムアタックをするのもアリかな?とか思いましたが、ペースが無茶苦茶になると思ったので却下。なので、午前中の練習の続きをするようなイメージで淡々と追いかける事にしました。もしかしたらymkzさんもバテるかもしれないし。
そんなこんなで黙々と周回を重ねて、私の走りは午前中よりも更に良い感じに纏まってきました(これもレーステンション?あと、ペースが上がってきた影響で荷重が掛かり易くなってきた影響もあるように思えます。)。コーナー侵入のセルフステアを何となく演出できるようになり、旋回時の「ググっと」感も大分出てきた感じがします。レースとかそっちのけで夢中になって走り続けました。
終盤になると、何となくymkzさんが近づいているように見えました。(もしかして、追いつく??)とか思いながらも時間切れ、20周を消化してゴール。順位は4位でした。レース中はラップタイムを全然見ていなかったのですが、後で調べてみるとファイナルラップでベストタイム27秒56が出ていました。


残念な決勝動画。
Cクラスのレースに参加しようとしている?バッタ
と、そのバッタを撮影している人。(撮影:みっち~ さん)

□フリー走行四本目

いつもはK-RUNで疲れきって四本目は走らない私なのですが、今日は掴みかけたものを少しでも反復練習したかったので四本目も走りました。何だかんだで疲れてはいたのでタイムは出ませんでしたが、大分良い感じです!

というわけでトミンでの筑波TT練習は終了した、かのように思えたのですが、まだまだ延長戦。
帰り道、Coco'sに寄って、のりぞう さん、akashitimiさん、みっち~ さんと四人で食事をしながら「どうすれば筑波で4秒出せるようになるか?」を延々議論しました。(よくよく確認すると、自分以外は全員“R”の人、、、。)で、気付けば3時間超も話し込んでしまってようやく家路に着いたのでした。あ~、疲れた!

私の撮影した写真は梨塾レポからリンクされています。

ディアブロスーパーコルサ積算走行時間: 2時間00分

2011年8月24日水曜日

筑波2000練習(CBR600RR)

7月末にスケジュールした筑波走り込みは見事に空振りしました。そうしているうちにエントリ締め切りがやってきたので9月のTTには参加を申し込んでしまいました(このレポを書いている時点でTTが終了している事は内緒)
お盆休みを使って筑波に走りに行く事は実は可能でした。しかしながら、予想気温で35℃を越える猛暑日では練習にならないような気がして(事実、パドックはサウナ状態で酷かったらしい、、、。)、あと、梨塾ツーリングで負傷した頬が痛くてヘルメットを被りたくなかったので走行は見送り、かわりにマシンのメンテを進めました。
サスペンションのオーバーホールから約一年が経ち、フロントのしっとり感が薄れてきた気がしたのでフォークオイル交換をGsenseに依頼しました。
 やっぱり?というかフォークオイルは真っ黒でした、、、。(撮影:Gsense)
 ついでにストロークインジケーターも買いました。
トミン転倒で先が削れてしまったブレーキレバーをZETA製の可倒レバーに変えました。ZETAレバーはDR-Zで経験済みだったので好感触を期待できます!

ようやく筑波走行の予定が立ったのが8月24日。走り込みを決意して、ニュータイヤに交換して、一ヶ月が経ってしまいました。TT本番まであと2週間、いきなりピンチです。

松島の夜の議論は色々なヒントを私に与えてくれました。なので、早速試してみる事にしました。やろうとしている事は「サスペンション(特にリア)をキチンとストロークさせて、タイヤのみでの旋回からの脱却を図る事。」言い換えれば先日のDR-Zトミン走行で得られた「ググっと」力強く曲がる感触をCBRでも出来るようになる事、です。なのでフロントサスの設定はそのままに、若干強めにセットしていたリアのイニシャルをHRC標準値に戻しました。事もあろうにレース2週間前にしてサスセットが白紙に戻ってしまいました、、、。少々無謀な気はしましたが、今のまま無茶をして転倒をしちゃうよりかはマシに思えました。

久しぶりの筑波練習は極秘裏に平日にこっそり敢行する予定だったのに、いざ到着してみればパドックは結構混んでいました。ろくあ~る さん(この日は受難の日、、、)ピットに空きがあったので入れてもらって走行準備。今日はR枠との混走B枠(最近は枠と呼ぶ)です。Rの人はどうせそんなに居ないのだろう?と思っていたら、ピットには選手権で見かける速い人が何人も、、、IZUさんや新沼健二さんも居ました。どうなってしまうのだろう?と少々不安になりつつも走行開始です。
ろくあ~る さん、ピットありがとうございます。
お盆を避けて走行を待った甲斐がありました。気温が30度になってません!

□1本目 K1 9:30~

久しぶり(になってしまった)筑波走行。余計な悩みを抱えたくなかったので旧ブーツ(GR-S)を履いてコースイン。ニュータイヤなのでそれなりのタイムは出さないと、、、とプレッシャーを感じつつも、いきなり巧くいく筈もありません。先回の走行でも感じた2ヘアでの好感触は継続していたものの、それ以外のコーナーはサッパリでキレが有りません。セルフステアを意識して腕の力を抜いてアプローチするものの何かイマイチ。1コーナー侵入のシフトダウン1個目でリアタイヤの暴れと振れが大きめな感じです。クラッチミートが雑なのでしょうか?(私はスロットルを煽らずにシフトダウンしてます)
色々と試行錯誤していると、終盤、前方にみょ~ん さん(私と同じくTT参戦!)のGSXRを発見しました。なので追走動画を撮影して一本目の走行は終了。結局1本目ベストは6秒5。色々試行錯誤してたとはいえニュータイヤのタイムとしては残念な結果。

みょ~ん さん追走動画。

休み時間を使って、なぜマシンがイメージ通りの動きをしないのかを考えました。でセッティング変更を実施。具体的には、リアの圧を2クリック、伸びを1クリック抜いて動き易さを狙い、フロントのイニシャルを1/2回転抜いて車体姿勢を変更、あとアイドリングを400回転上げてシフトダウン時の暴れを抑える工夫をしてみました。

□2本目 K3 11:30~

そんなこんなでコースイン。一気に色々とセットを変えてしまいましたが、おおよそ変更は当たりだったみたいで、感触が大幅に改善しました。これまで2ヘアでしか実践できていなかったググっと曲がる旋回が1ヘアやダンロップでも出来るようになりました(侵入速度も関係しているのか?)。なので気合を入れてペースアップを敢行。あと、この機会にダンロップコーナーのライン取りも色々試行錯誤してみました。一昔前の走り方(侵入後早々にパーシャルをあててMCに向かう走り方)だと、MCに「開けて入る」侵入が出来なくなり、その後のライン取りも苦しくなります。コーナー前半でキッチリスピードを殺すメリハリ走行を試してみると、MC侵入~切り返しは楽になるものの、いかんせんダンロップを遠回りをしている印象が拭えません。そこで、今回出来るようになったググっと車体を押し付けるような旋回でトライしてみると、遠回りをせずにMCに開けてアプローチ出来ます。これは良い感じか!?
その他の箇所でも色々と試行錯誤を重ねて、よっしゃ!と頑張った周、出たタイムは5秒9でした。一応6秒は切れたものの、色々工夫した筈なのにベスト(5秒5)更新には至りませんでした。以前ベストを出した時のようにニュータイヤを意識して寝ている状態から強気で開けるような走り方が出来ていなかったのでしょうか??少々残念、、、。

色々頑張ったけど、出たタイムは5秒9どまり。

走行時間は半分ほど残っていたので、残りの時間は新ブーツのためのセッティングに費やしました。ここまで色々苦戦しましたが、3→4シフトアップ問題はシフトリンクを調整しないと解決しないだろうと思ったからです。で、手当たり次第リンクロッドを長くしてみたり、支点位置を変えてみたりして試したのですが全然駄目!で時間切れ、、、。リンクを短くする調整を試せませんでした(後日談:実はこの方法が当たりだった)が、TTで新ブーツを使うのは諦めた方が良いかも?と思い始めました。
走行終了後、旋回改善に向けての秘密兵器。STOMPGRIPをD'sで買ってきました!フフフ、、、。
 って、あれ!?間違ってCBR1000RR用のを買ってしまいました!ショック!!
当然のことながら、CBR600RRにはフィットしません(泣)。
 でも、小さいほうのパッドがタンクエンドにピッタリはまります。結果オーライか!?
 フフフ、、、。これで感触が激変するはずだ!!  けど、根本的に面積が足りない気もする、、、実際、後ろ乗りだと、このパッドの面積くらいしか脚は触れないのだけど、、、。大丈夫?



ディアブロスーパーコルサ積算走行時間: 0時間45分

2011年8月21日日曜日

トライアル世界選手権を観てきた。

ツインリンクもてぎにトライアルの世界選手権を観に行ってきました。

例年もてぎラウンドは6月ごろに開催されるのですが、震災の影響で開催が8月に延期になりました。暑い中見に行くのは嫌だな~とか思っていたら、当日の天気は小雨。猛暑に悩まされることは無かったものの、雨と泥に悩まされました、、、。もてぎといえば10月MotoGPが色々と揉めて?いる状態なので、ふ~ん、トライアルは問題なく開催されるんだ、と思いつつエントリーリストを見てビックリ。11人シーズンエントリーしているワールドクラスの参加者は6人だけ(タイトルが絡むトップ3は全員参加)、あとは日本人のスポット参戦多数。ジュニア、ユースクラスも人数少なかったです。なので、とあるセクションで腰を据えて観戦していても、あっという間に終わってしまうので少々残念、、、。来年はフルボリュームで観たいものです。
ぬかるんだ斜面を登る藤波選手。何せ天気が悪くて暗かったので必然的にスローシャッターになってしまったのですが、割と綺麗に撮れた一枚。
セクションをクリーン(減点無し)で終えてドヤ顔のボウ選手。オヤジ顔(失礼!)をしてますが、トップ3の中では一番若いです。なのに技術と精神力はたいしたもの。今年もチャンピオンになりました。
岩を登るラガ選手。この静止画だけを観ると理解に苦しみますが次の瞬間には岩の上に居たりします。見に行った2日目の優勝はラガ選手でした。終始崩れずに安定した走りでした。
同じく岩をよじ登るボウ選手。
こちらは全日本からスポット参戦の黒山選手。競技を間近で観れるのもトライアルの魅力ですが、黒山選手のテンションというか気合は物凄く、オープンフェイスヘルメットでライダーの表情が見えることも影響してますが、見ている側にも緊張がピリピリが伝わります。
土手を登る藤波選手。私はフラッシュ焚いてません。この光はプレスのカメラによるもの。おこぼれで綺麗な写真は撮れたものの、競技中のライダーに光を当てるってどうよ!?
最終セクションを登りきった藤波選手。奥のおじさんがグーを出しているのは、指の本数(=減点数)ゼロという事。素晴らしい!
表彰式の風景、競技中のドロドロのスーツを綺麗なのに着替えているところが流石プロです。

2011年8月15日月曜日

梨本塾ツーリングに参加。

お盆休みを使って梨塾ツーリング(GOHOKU TOUR)に参加しました。
レーサーベースのCBRで参加する事は無論出来ないので、2号機のDR-Z400SMで参加しました。
一部始終を書き始めると大変なので、細かい事はこちらのレポートを参照頂くとして、ここでは幾つかのトピックをかいつまんで紹介します。

<久々のツーリング>

ええ、本当に久しぶりなのです。最後にツーリングに行ったのが、去年のMotoGP観戦。(バイクは移動手段?でしかないので、これをツーリングと呼べるかどうかも微妙、、、。)ついでに言うと、最後に泊りがけでツーリングしたのは2004年(うへぇ)にまで遡ります。
なので前日は結構緊張しました。何を持っていけばいいんだろう?何を着ていけばいいんだろう?道具や装備一式は持っているのですが、何を使うか?は厳選しました。

荷物はどうやって積もうか?キャンプツーリングでなくホテルに泊まるのだから荷物は衣類等の最低限で済む筈、できるだけコンパクトに纏めたいな、と考えた結果、左右振り分けのシートバッグを選択しました。実はDR-Zに装着するのは初めてだったのですが、、、。

 シートバッグを装着したDR-Z乃図。見た目スッキリしていい感じだったのですが、、、。
何ということでしょう!バッグの重みで樹脂カウルがサイレンサーに押し付けられてしまって融けてしまいました、、、。orz

何を着て行こうか?いくら目的地が東北とはいえ、真夏の暑さに備える必要があります。なので、普段サーキットでも使っているヒンヤリ素材の長袖インナーを着て、その上には(何年前?の)メッシュジャケットを羽織りました。この選択は正解!暑さで悩む事は皆無でした。下はどうする?疲労を嫌って、これまた普段サーキットで使ってるCW-Xを履いて、その上にスリムのジーンズを履きました。いささかパッツンパッツンでしたが、この選択も正解だったみたいで、引き締め効果?が功を奏したのか、DR-Z特有の「長時間乗っていると堪らなくケツが痛くなる」問題を回避する事ができました。

ヘルメットはどうしようか?ジェットヘルも持っているのですが、高速道が辛そう、、、なので普段サーキットで使っているAraiのメットをそのまま使う事にしました。しかし、この選択にも悲劇が、、、。狙い通り、高速道路は楽だったのですが、、、そもそも、このヘルメットを30分以上連続で被る経験が無かったので予期だに出来ないトラブルだったのですが、長時間被っていると頭が痛くなってきます(頭が膨れてくるのでしょうか?)。おまけにリムーバーの縫い目が頭に食い込んで、あたかも三蔵法師にお経を唱えられた孫悟空の如くの苦痛に悩まされました。なのでリムーバーは早々にカバンに仕舞い込んでしまいました。さらに、膨れた頭?で何度もメットの脱着を繰り返したものだから、その都度チークバッドに頬をグリグリこすられ、終いには擦りむけが出来てしまいました、、、。2日目はヒリヒリするのを我慢してメットを脱いでいました。
記念写真をはいパチリ!(この写真のいきさつをレポート文章から読み取れた貴方は鋭い)
よく見ると頬に絆創膏が。(今でも痕が残ってしまっています、、、。)

<久々の峠道>

最後に峠に走りに行った日を全く覚えてません、、、。今回のツーリング、道中にワインディングも散りばめられていました。磐梯から米沢に抜けるルートが結構走り応えがあったのですが、、、。専らサーキットを走るようになってから、改めて峠道をそれなりに真剣に走ろうとすると幾つか気になる点が、、、。まず、衣類が中心とはいえ、荷物を積んだDR-Zはトミンで先日体験したような軽やかさが感じられず少々ガッカリ。あと、知らない道をメリハリつけて走るのは難しかったです。景色から何となくで展開を読んではみるのですが、ドンピシャで走れないのでストレスに感じました。なので気合を入れるのは程々にして、楽しみながら走ってました。ちなみに、こういうシチュエーションで軽量なDR-Z(と のりぞう さんのSPADA)は分が良いみたいで、高速道路での鬱憤を覆すが如く、ヒラリヒラリと大型車より速いペースで楽しむ事ができました。これには少々癒された!


<松島の夜>

とはいってもムフフな話ではなく、食堂での一次会、部屋に戻ってからの二次会を終えて、語り足りない4人(社長さん、のりぞうさん、gaiさん、わたし)で延長戦の三次会をやってました。話題は専らトミンの走り方(結局、ココに落ち着く)。ここでの議論は本当に有意義でした。ちょうど自分が抱えていた悩みにヒントになる部分も多数有り、あと、社長さんのセッティングに対する洞察力の高さに驚かされました(道理で勝てない訳だよ)。あーだこーだと議論を重ねて、気付けば夜中の3時。翌日もあるので寝ました。

<震災復興って?>

往復道中の高速道路にて、正確な数は覚えていませんが、結構な頻度で舗装の新しい箇所を見つけることが出来ました。これら全てを震災後短期間で復旧したと考えると相当のハードワークであった事が伺えました。一般道でも再舗装箇所はいくつもありました。でも、それらの脇の歩道はいまだにパックリ割れたままの箇所も残っていたりして痛々しい状況でした。
2日目には石巻に行ったのですが、港そばの光景には言葉を失いました。もう半年?まだ半年?復興って何?と改めて考えさせられてしまいました。
石巻港付近の光景。自分の目を疑いたくなるような光景。TVで散々見慣れたつもりでいたのに、自身で目にするのとは大違い。

<その他いろいろ>
 (米沢牛の)焼肉定食。霜降りの口の中で無くなる(この表現は如何な物か?といつも感じる)ような肉でなく、赤身たっぷりで食べ応え満点。あと、たれの味付けが独特で秀逸。
 泊まった部屋。(友情出演のり○う さん)不思議です。野郎4人が泊まるのにダブルベッドが2つ。ちなみに私は床で寝ました。
 松島海岸をバックに記念撮影。なんでこんなところで写真を撮っているか?というと、道に迷ったから。
 夜、海岸では花火大会をやっていました。あと、灯篭流しもあったようで写真を見ると海面に赤い点々がいくつも見えます。しかし!我々は部屋で食べて呑むのみ!再び出掛けるには疲れ過ぎていました、、、。

久々のツーリングで大いに楽しみました。
たまにはツーリングも良い物です。