2009年3月29日日曜日

梨本塾に行ってきた(2009年3月)

◇~塾前の準備~慣らし運転
 予定より少々遅れはしたものの、なんとか塗装は終えました。しかし慣らし運転を済ませない事には塾どころではありません。慣らし運転はトミンで極秘裏に2日(AM・PM×2)走りました(19、27日)。せっかく人の少ない平日を選んだのに愚者さん、Aをねらえさん、AMRさんらに出くわして少々ビックリ、、、。
 慣らし運転はサス全緩めの状態で6000rpm縛りからスタートして、20~30分走ったら上限を1000rpm上げて、、、といった感じで継続しました。あんなにもタコメーター見ながら走ったのは初めて!慣らし2日目の午後には12000rpmまで来たのでトミンレベルでの慣らしは終了!とりあえずサス設定をHRC仕様にして(この時点でフロントイニシャルを間違って最強にしていた事に気付いた、、、。)改めて慣熟走行です。タイムは29.42まで出ました。
 ここまでの走行時間トータル6時間程度。2日目の帰りにリーンウィズでタイヤを交換しました。(BT003-Type4 → ドラゴンSC (F:SC1、R:SC2)フロントはワイルドピッチさんから譲ってもらった物) さぁ、準備完了です!!

◇午前中フリー走行二本
 トミンに到着して、みんなにバイクを見せびらかして(至福の時??)、準備開始です。
      ウォーマー巻いてもカッコいい!!
 一本目から走行開始です。使い慣れたお気に入りタイヤを装着して、ある意味、本当のスタートラインです。HRC設定のサスセットが低速なトミンで走る僕には固すぎるのかも??といった懸念は有ったのですが、先ずは慣れる事が先決。感覚が体になじむまではとにかく走りこむ事としました。(HARC推奨セッティングってのもあります。また、改めて試してみるつもり。)
 最初の数周はおろし立てのタイヤの感触に気を遣いながら、徐々にペースを上げていって思った事が、、、、

「物凄い加速!!ていうか、怖え~~よ!!」

 アクセルをガバ開けしなかった慣らし運転時に予兆は感じていたのですが、9000rpm辺りからのパワーの出方が半端じゃありません。そもそも、ストレートでタイムを削るためのマシンスイッチでもあったのですが予想以上に09CBRはパワフルでした。久しぶりに本気でビビリました、、、。
 (ビビりの入るストレートを除いて、コーナーはとても快適でした。軽くなった車体は全然イヤな動きをせずとても良い感じです。かつ、余力は一杯残って居そう。あと、ラジアルポンプのフロントブレーキもとても気に入りました。安心感があります。)
 さて、どうしよう!?慣れるしかない!!ということで午前中はもっぱら加速に慣れる事に終始しました。2速に上げる作業に注意を回せないので1速固定で走り続けてました。開け始めのタイミングはそのままに、出来るだけ早くバイクを起こして、出来るだけ早くアクセルを開け切る練習。冷静になって練習し続けると大分印象も変わってきて、100%ビビリだったのが、徐々に喜び(というか興奮?)に変わって来ました。特に裏ストレートの加速は心地よいです。今まではこんな事無かったのですが、体重の乗せ方がイマイチだとフロントが浮くみたいです。
 結局、午前中二本の走行でガンガン開ける練習をして大分感触は掴めたものの、後もう一開け、カチッとストッパに当たるまで開け切れては居ません。(スロットルの握り方に工夫が要るかも、、、。)

◇昼休み
 トシさんのCBR1000RRで走る塾長を見学。特に注意して観たのは、最終のスロットルの開け始め~ストレート加速までの挙動。まぁ、何とも滑らかで大胆!!

◇フリー走行三本目+予選
 午前中の一速固定走りだと、1コーナーがどんづまるのでタイムどころでは有りません。なので、開けが甘くなる事は承知の上で通常の2速まで上げるシフトパターンに切り替えて走る事としました。予選開始までの時間を使ってシフトアップ+シフトダウンの練習。で、計時予選開始。徐々にペースを上げていこうと目論んでいたら、開始数周後にガス欠、、、。(予選の邪魔をしてしまってスミマセン)全然タイムアタックが出来ていない(30秒台)ので下手したらCクラス落ちか?と不安に思っていたのですが、結果はBクラス4位でした。

◇K-RUN決勝 B Class (20Laps)
 まだ慣熟すら出来ていないのにレースです、、、。今出来る事をするしかありません。フロントローの3台は28秒後半~29秒前半で付いて行けるか微妙なレベル。セカンドローの隣はVFR王子さまだったので前に出られたら押さえられるかな?といった状態。
 スタートはぶっつけ本番であったにも関わらず無難に決まりました。馬力の差でVFR王子さまの前には出られましたがフロントローの3台は刺せずにレーススタート。この際だから速いペースで引っ張ってもらってタイムアップを狙おう、と目論みはしたものの中盤以降離されてしまいました。どうも1コーナーが(下手したら前よりも)遅いです。ブレーキを掛けすぎてて突っ込めてません。レース中に修正を試みるもイマイチでした。でも、集中力は維持できたみたい(マラソン効果で持久力は付いたのかもしれません)で29秒台後半は出ていて、ラスト2周の時点で出たタイム29.55が結局この日のベストラップ。バイクは変わってもタイムは変わらず、、、。

   K-RUN中はずっとVFR王子さまとのランデブーだったみたいです。ストレートが速いので抜かれませんでした!

◇フリー走行四本目
 まだまだ慣熟が足りていません。最後の四本目も休まず走りました。さすがにK-RUN時の集中力は途切れたみたいでタイムは伸びなかったものの、何というか、新しいCBRは走っていてとても楽しいです。夢中になって走り続けて気付けばチェッカー。

まぁ、とにかく、練習ですな、、、。

ドラゴンSC積算走行時間:フロント4時間、リア1時間30分
(写真撮影:愚者さん、novさん)

2009年3月28日土曜日

自家塗装の理想と現実

① プランを練ります。雑誌を眺めたり、実物を見たりして出来上がりをイメージします。本物のレーサーはスポンサーロゴとのバランスを考えて彩色はアッサリ目だったりするのですが、僕の場合スポンサーは無いので色を全面に出す感じでデザイン。で、スプレーを買います。しばしば店に置かれている色見本を穴があくまで観察して、イメージに近い色を選択します。

② カウルを外して、全面水研ぎ(#400)します。サーフェイサーの食いつきを良くするためです。表面がカサカサになるまで磨きます。出荷後のFRPの継ぎ目はこの時点で平らに均してしまいます。
③ シリコンオフで脱脂して全面にサーフェイサーを吹きます。上に塗る色が薄い場合は白いサーフェイサーが便利です。僕の場合のように一部に白を残す彩色にすると色を塗る手間が省けます。面積が広いので実は大変なのですが、チョット位ゴミが乗っていても、次に磨いてしまうので気にする必要は有りません。

④ サーフェイサー が乾いたら(1日は待つ)、全面水研ぎ(#800)。後の色がシッカリ食いつくための作業。表面がサラスベになるまで続けます。この時点で凹凸が消えていないと、後の工程ではどうにもなりません。チョットくらい下地の白ゲルが出ても平気なので、キッチリ磨きます。
⑤ 必要に応じてマスキングをして、表面を脱脂してから色を塗ります。塗る色数にもよりますが、ココが一番時間が掛かります。薄い色から塗るのがセオリー。塗り残しを避けるために5~10mmくらいオーバーラップさせてマスキングします。塗料がタレてしまったり、ゴミが付いてしまったら、乾くまで待って磨いて(#800~1000)から塗りなおすのが無難です。(シンナーを染み込ませたキッチンペーパーで拭き取ってしまう荒業もあります。)
⑥ (ここでもう一回水研ぎをする人も居るみたいだけど僕はパス。)1週間ほど乾燥させた後、最後に全面にウレタンクリアーを吹き付けて完成!今回は⑤の時点で出来るだけ綺麗に仕上げるよう努力したので、ウレタンスプレー後のコンパウンド磨きは省略できた。

  ~めも~
・今回選んだソフト99のサーフェイサーはFRP白ゲルとの相性が良くないのかもしれない。マスキングテープと一緒に下の色まで剥がれてしまうのはあんまりだ、、、。前の塗装時にはタミヤのサーフェイサーを使ったのだけど、今回の方が剥がれやすい(ロアカウルの飛び石etc.)気がする。もう直せない、、、、。
・塗料はとにかくケチらない。下地の色が薄っすらとでも見える気がしたら、乾燥させながら何度も塗り重ねる。
・ソフト99のスプレーはゆず肌になりやすく、ホルツのスプレーはタレやすい。
・ボカシ剤(シンナー)を吹きつけながら塗ると表面を均してくれるので艶が出やすい。色塗り時、ウレタン時に使用。
・色が塗り終わった時点である程度光沢が出ているとウレタンスプレー後の研磨をサボれるので結果的に楽が出来る。あとあと修正が効くだろうと思っていると、最後に無茶苦茶苦労する。
・寒い日、湿度の高い日の塗装は本当にNG。今年の2月は雨が多くてホントに苦労した。一回、思いっきりカブって塗りなおす羽目にあった。あと、寒いとスプレーの内圧が下がるので暖房の風を当てて暖めながら塗装した。

猛烈に手間が掛かるけど、満足度も猛烈です。にしても、しばらく塗装はしたくない、、、、。

【Upし忘れた記事】 バイクを買いました。

    2月下旬。納車。
   これだけのスプレー(と時間)を消費して、、、、。
  出来上がり!!かっこい~!!!

 CBR600RR 2009年型 レースベース車(ハルク・プロ コンプリート) に乗り換えです。

 そもそも乗り換えを意識し始めたのが昨年夏ごろ。キッカケが何だったかはよく覚えていないけど、動機は何か新しい刺激が欲しかったから。(間違えても03CBRの性能に限界を感じたからではないです。ちなみに塾長が僕のCBRで26.83を出したのは、乗り換える決心が付きかけた頃。正直動揺しました、、、。)一生のうちで乗れるバイクの台数(と時間)って限りがあるので、どうせだったら色々経験した方が良いかな?と思った訳です。趣味なんだし。
 乗り換え候補は「これまでにCBRで積んだ経験の延長線上にあるマシン」。なので大排気量SSがターゲットになります。1000ccは早々に候補から外れました。というのも、自分の場合、寝かすの大好き!が本性?のようで重たいバイクだと転倒リスクがチラついて楽しめないような気がしたから。唯一、軽さを意識した新型のCBR1000RRは気にはなっていたのですが、値段が軽くなかったので却下。すると候補は600ccに絞られます。R6とは相性が悪い気がしました。6Rは試乗した事もあるけど縁を感じませんでした。GSXRも悪く無い選択だとは思いましたが決め手がありませんでした。となると残りはCBRで実際CBRを選択した訳ですが別に排他的選択といった感じではないです。初期型~最新型の進歩を一気に体験できる事(ちなみにこの頃09CBRの仕様は公開前。2年の周期で大々的にフルモデルチェンジする物と思っていた。)は魅力的でしたし、身の回りにCBR600RR → CBR600RR乗換えをした人が何人も居たので有り得ない選択だとは思いませんでした。
 秋頃になって2009年型の仕様がWeb上で発表になりました。目玉の新トピックはABSで残りは2008年型と余り変わっていないみたい。正直、少々ガッカリしました。CBR1000RRの一年遅れでスリッパークラッチは付くと思っていたのに、、、。まぁ、WSS、全日本ST600とタイトル総なめモデルを大々的にモデルチェンジする必要って(この景気の悪いご時勢に)無いですよね。2010年型を待つか?とも一瞬思いましたが、乗りたいときに乗っておかないと後悔する様な気がしたので計画は変更せず。
 乗り換えが決まった時点で、タイヤ・ブレーキ等の消耗品を除いて03CBRに対する投資の凍結をしました。本当はタンクカバーやシートカウルの調達も考えていたのですが、勿体無いので中止です。
 車種がCBR600RRに決まっても未だ選択肢は残っています。公道走行は出来なくて良いので、この時点で公道モデルは候補から外れます。(ホンダの場合、かえって高くつく。)レーサーベースを選択するとして、ホンダからベースマシンを購入するか、ショップ製のコンプリートモデルを選択するかの2択に迫られます。少々悩みました。安く上げるならば、ベースマシン+最小限のパーツ(カウル・マフラー・ステップetc.)がベストです。しかしながら、後々TT等のレースに出場するかもしれないとして、他のパーツ(キャッチタンク・大容量ラジエタetc.)を後付けすることを考えると、初期投資が高くついても最初からコンプリートモデルを準備した方が(ザックリ10万ほど)安くなります。あと、パーツを自分で揃える事を考えた場合、2009年型対応のパーツが揃うまでに時間が掛かって走り出しが大きく遅れるリスクがあります。一応モデルチェンジした事になっているので2008年型のパーツが使えない可能性もあります。(この問題は多分杞憂だった。使えないパーツはスライダーぐらい??)なので、コンプリートモデルを選択しました。正直、(今でも少し)レーサーベースモデルの敷居の高さは気になりました。特にサスを巧く使いこなせる自信がありません、、、。しかし、フニャフニャサスで乗り出しとところで、いつかはぶつかる壁だし、少々はセッティングで緩和できるだろう、と考えました。(本当に大丈夫なのかな、、、?
 12月になって、2009年コンプリートモデルの受注が始まりました。レーサーベースは基本的に受注生産なので12月中に正式に発注をする必要が有ります。モトバムか?ハルク・プロか?最後の2択です。メールでハルク・プロに問い合わせを開始。調査の結果、ハルク・プロを選択しました。理由は、1:モトバムだとワイルドピッチさんマシン(08)とかぶる!2:こだわり仕様(サイドスタンド、正チェンジ)が選択可能。3:何せ素性が良い!(全日本チャンプ!!)の3点。オイルエレメントの交換のためにエキパイを外さなければいけないのがイマイチと思いましたが、どうやらレース管だと避けられない問題みたいなので、これはガマン、、、。
 その他細々した問題もクリアになったので、12月の中旬に正式に発注しました。最後まで購入するか否かは???だったので、実は乗り換えプラン決定を誰にも告げていませんでした。この時点で、梨塾デビューまで乗り換えプランを内緒にする事を決意。乗り出しまで時間が掛かる事は必至でその間に白けちゃいますからね。
 2009年もレーサーベースで走り続ける事が決まったので、タイヤウォーマーは買ってしまいました。12月の梨塾は(いつもそうだけど)絶対に転ばない事を心に誓い、CBRで参加(年間タイトルも掛かっていたので、、、)。1月は寒くて転倒リスク大なので代わりにDR-Zで出場。2月は欠場(見学)。その裏でセッセとニューマシンの準備を進めて(実質、殆ど塗装時間)、3月デビューとなったわけです。
 (CBR600RRレーサーベースに関して相談に乗ってくれたワイルドピッチさん、不覚にも慣らし運転で出くわしてしまった愚者さん、Aをねらえさん、その他の皆様、機密保持に協力頂けた事を感謝します。)

2009年3月15日日曜日

荒川マラソン ~当日篇~

◇スタートまで
 5時半に家を出発して、電車でスタート・ゴール地点の板橋まで移動します。会場が近づくにつれ、電車の中はマラソン選手で一杯の状態。みんなジョギングシューズとトレパン姿。異様な雰囲気に少々緊張。でも、今回の場合ライバルはあくまで自分なので周りは気にするな!と自分に言い聞かせてiPODで音楽を聴きながらリラックスして会場まで移動。いざ会場に到着してみると凄い人混み。でも、梨塾ノボリが真っ先に目に付いたので梨塾マラソンズのメンバーとは楽に合流できました。天気は良好です。前日の風雨で川原の土はドロドロになっていてイヤーな所もありましたが、ジョギングコースは舗装路(ドライコンディション)なので問題ありませんでした。お喋りをしているうちにスタート時間は刻々と近づき、「おぉ、いかん!」と大急ぎで準備。トイレに行って、着替えをして、荷物を預けたら、もうスタートでした。
 なにせ1万人以上が参加するイベントなので、スタート進行はとてもゆっくり。↑の写真のように長蛇の列がゾロゾロと移動し始める感じです。スタート位置は速い人から先に出発するような並びで、本来ならば僕は写真の行列のほぼ最後尾に並ばなければならなかったのだけど、モタモタしているうちに競技がスタートしてしまったので、私とヤマさんは土手で行列が流れるのを待ちつつ、塾長を見つけて合流してスタートしました。(ちょっとズルい。)
 (スタート前のストレッチをするのを忘れた!)と気付いたのはスタートしてからでした。時既に遅しです。まぁ、出だしゆっくり走れば大丈夫でしょう。多分、、、。
◇~10km(0-5km:34'23"、5-10km:30'27")
 スタートラインのアーチをくぐるまでに12分掛かりました。この間殆ど歩きです。その後。段々小走りになってきて、気付けばジョギングになっている、といった感じ。しかしながら、何か、周りの人のペースがとても遅く感じます。普段のジョギングペースは5'30"/kmで慣らしていたのですが、それより全然遅いです(確か7分/kmくらい)。慣れないペースなので走っていて足がもつれそうになります、、、。さて、どうしたものか??
 事前に自分が立てた作戦は、「前半は無理しないレベルで気持ちよく走る。後半は絶対苦戦するので、とにかくリタイアせずに出たとこ勝負で走りきる。」でした。序盤、必要以上にペースを落としてもイライラが募るばかりで面白く無いであろう、後半はどのみちバテるのだから、序盤は楽しもう、という方針。なので、塾長達に別れを告げて、マイペースで先に行く事にしました。
 慣れたペースでのジョギングになったので気持ちが楽になりました。でも、コース上は未だ人混みのこの時間帯、前の人を抜きながら走るのは結構大変で、カクカク蛇行しながら走るのは気分は悪くないものの、足に負担が掛かりそうで少々不安でした。もう一点問題が。スタート前に済ませたにも関わらず、またトイレに行きたくなりました、、、。ガマンしてもしょうがないので、トイレ休憩を敢行(いきなりタイムロス!)。トイレ行列に並んでいたら、塾長達が先に行くのが見えました。あ~ぁ、、、。
 トイレを済ませると、体も軽くなったように感じてとても良い感じです。仕切りなおしてマラソン再開!5km地点くらいで最初の給水ポイントがありました。脚攣り予防のためにはマメな水分補給が必須なのでカップを取り、ゴクゴクと2口だけ飲んで残りは捨てました。以降、2~3km毎に給水ポイントがあるのですが、そこでは歩いて呼吸を整えつつ水分補給、といったサイクルをしばらく続けました。~10kmでは給水ポイント以外では歩いている人は皆無でした。僕も無理せず前の人を抜き抜き走りました。
◇~20km(10-15km:30'31"、15-20km:33'33")
 10km通過。1/4走った事になります。このくらいの距離は普段の練習でもこなしているので全然辛くありません。15km通過。不具合はありません。ただ、この間の皇居20km練習では16km過ぎから脚が壊れてきたので少々不安になってきました。しかし、無事でした!20km練習で鍛えられたのかもしれません。マグネシウムのサプリメントも効いてる??また、このあたりになると、折り返してきた先頭ランナーとすれ違います。(こいつら、尋常じゃねぇ、、、)と思いつつもしばらくしたら快調に飛ばしているvanさんとすれ違いました。すれ違いざま一瞬エールの交換をして、私は折り返し地点目指して走り続けます。とはいっても、段々先行きが不安になってきたので気持ちペースを抑え気味にしました。
◇~30km(20-25km:36'48"、25-30km:39'37")
 20km通過。ココからは未知の領域です。21km過ぎで折り返し地点のパイロンがありました。(ようやく、半分か!!)と思いつつ、来た道を今度は引き返します。折り返し地点での電光掲示板は2時間半を表示していました。(あれ!?これじゃ5時間は切れないよ!!)完走+5時間切りをひそかな目標にしていたので少々ショック!
 半分走り終えて、さすがに疲れが気になり始めました。焦ってもしょうがないので、コースサイドを歩きながら腕のポーチから携帯電話と塩飴を取り出して休憩がてらmixiの日記をいじってました。(この日は実況をチョコチョコUpしていたのです。)そうしたら、「走りながら携帯は止めて!」と審判の人に注意されました、、、。走っている人の邪魔にならないようにコースサイドを歩いていたのに、、、。
 で、再び走り始めるのですが、段々足が壊れ始めているみたいです。この間はふくらはぎがピキピキ攣り掛けたのに、今回は太ももが張ってます。(う~ん、最後まで持つのか!!?)と不安になります。走り続けるのが苦痛になってきました。足がヤバそうになってきたら歩いて調子を整えて、また走って、の繰り返しを続けます。ココに来て給水ポイントではコップ一杯残さずガブ飲みです。オレンジとかブドウ糖タブレットとかもドンドン摂ります。干しぶどうだけは嫌いじゃないのだけど消化が悪そうだったのでパス。徐々にヨレヨレになりつつ30km地点にまで到着、、、、。
◇~42.195km(30-35km:48'55"、35-40km:49'05"、-42.195km:15'33")
 30km地点に到着です。のこり10km。微妙な心境です。5時間切りが無理だと判った事は結果的にリラックスにつながりました。無理をして故障するくらいならば、ジックリと確実に完走するんだ!という気分に切り替わりました。当面の作戦として、休憩でどれくらいリフレッシュできるかは判りませんでしたが、30・35km地点ではシッカリ休憩する事にしました。(二度と立てなくなったらどうしよう!?)と不安になりながらも、芝生の土手にドッシリと腰を下ろしました。あ~~、なんかとても良い陽気!日差しはポカポカ、風も強くなくて、物凄く快適。さっきまでの修羅場がウソみたい。芝生で休憩しながら携帯で取った写真が↓です。雲ひとつ無い、本当に良い天気!!座ったままでポケットから参加賞で貰ったザバスのゼリー飲料みたいな奴を出して口にします。ぬるくて、ドロドロしてて変な味、、、。こんなので回復するのか!?(喉が渇きそうだったのでその後水を飲みました。)
 芝生で一休みした後ヨッコラセと腰を上げて走行再開です。多少、疲れが取れてはいたものの、足がぶっ壊れるカウントダウンは止まっていないみたい、、、。ヤレヤレ、と思いつつ走っていると、、、、

 「頑張れ~~!頑張れ~~~!!」

と大声を張り上げて、青色の旗を振りながら応援している人が居るのに気付きました。(物凄く元気の良い応援だなぁ~。でも、青旗は周回遅れみたいでイヤだなぁ~。)と思いながらよくよく見てみると、梨塾マラソンズ応援の人でした!!さっきまで休憩してたのにも関わらず、再び休憩!!ハチミツ漬けのグレープフルーツとスポーツドリンクをご馳走になりました(食べてばっかり!!)。話を聞くと、塾長達はもう行ってしまったみたいで僕は最後尾?みたいな感じです。
 で、またまた走行再開です。足がかなり厳しいです。走り続けられないので、走って・歩いて・走って・・・・を繰り返していました。なので、見覚えのある人たちをちぎって・抜かれて・またちぎって・・・てのを繰り返してました。(何やってんだ?こいつ、、、)とか思われていたかもしれません。ゆっくりと走り続ける練習を普段からしないとダメですね。そうやって苦戦しているうちに35km地点に到着です。
 35km地点(別名:シャーベットステーション)ではシャーベットが食べられます。(↑の写真。)係りの人は「奥のほうが溶けかかってるから食べやすいヨ!!」と親切に教えてくれたのですが、僕は手前のシッカリ冷えたリンゴ味のシャーベットを手にしました。で、芝生に腰掛けてゆっくりシャーベットタイム!
  ↑の写真はシャーベットを食べながら撮ったもの。真面目な人は歩きながら食べています。でも私は計画通りガッツリ休憩しました。vanさんはもうゴールしただろう、と思って、自分が35km地点に居る事をメールで伝えました。
  またまた、競技再開。どんどん辛くなっていきます。残り7km。微妙な距離です。極端な話、ココから先を全て歩いてもゴールはできます。タイムオーバーにはなりません。でも、そんなのを“完走”と呼ぶのか??かといって、玉砕覚悟でスパートを掛けて、足が壊れて動けなくなってしまったらリタイアです。最悪です。いつになったらスパートを掛けて良いのか???不安に思いながらも移動し続けます。
 ゴールが近づいてくると、見覚えのある景色(=往路で見た景色)がチラホラ。(あぁ、ココを通ったのはついさっきの気もするし、相当前の気も、、、)何が何だかもうよく判りません。自分が一体何をやってるのかすら時折判らなくなります。終盤になると、もう走るのをやめてしまって歩いて移動している人も沢山出てきます。路肩で足をストレッチしてる人も一杯。あ~、いつになったら終わるんだ、、、。40km地点のそばには最後の休憩場所があります。ここでシッカリ休憩を取って、ゴールは笑顔で、という計らいなのですが、僕は水だけ飲んで素通り。とにかく、早く終わらせたかったのです。
 5時間切りが既に厳しい事は判っていました。でも、ゴールが近づいてくると5時間半は何とか切れそうな見込みである事に気付きました。ヘロヘロになった頭でiPODのペースを見ながら、歩いて大丈夫なのか?走らないと間に合わないのか?探ります。
 そうこうしている内に遠~くの方に緑のアーチが見えました。おぉ、あれがゴールか!?胸をジーンと込み上げてくる物がありました。(去年の六耐のゴール前と似た気持ち。)ここまで来たら、ペースもクソもありません。残った力を振り絞って疾走です。走っていると息を吸うとき喉がキューキュー変な音を出しますが気にしません。ゴール目指して最後のスパート。ゴールラインではカメラマンが待ち構えています。(どうだ!完走したぜ!!)と最後の力を振り絞ってカメラ目線でニッコリ!!
 え~、頑張って笑ってゴールしたつもりだったのですが、私の写真を取ったのは、私が目線を送ったカメラマンの先に居た別のカメラマンで、一瞬のニッコリの後、力尽きてグッタリしている記念写真がハイ出来上がり!あ~かっこわり~~。まぁ、現実はこんなもの、、、。

記録: 5°30'56"(グロス・スタートの号砲からゴールまで)
     5°18'52"(ネット・スタートラインをまたいでからゴールまで)
    総合順位 7845位


これを読んでるマラソン未経験の方へ、
だまされたと思ってチャレンジしてみては如何?

2009年3月14日土曜日

荒川マラソン ~準備篇~

◇アイテム集め
 先日の皇居練習で本番に向けての装備品に関して方向が見えてきたので色々と買い集め。準備した物は、○腕に付けられる小さなポーチ(ジョギング専用のホルスターみたいな奴は高かったので却下)、○手袋(マラソン・ジョギング用。付けていて暑すぎない。)○ジョギング用靴下(効果は?だが、足が攣らないおまじない)、くらい。
◇ジョギング
 負荷を掛ける練習は皇居20km練習でお終いなのですが、走り方を忘れないためにも夜のジョギングは継続しよう、と思っていたのに、20km練習でかなり膝を痛めてしまったみたいで約1週間は練習にならず、、、。レースウィークに入ってなんとか膝が痛いのは直ったみたいですが、いささかジョギング不足。(天気も悪かったし、、、)12日夜に10km走ったのを最後に練習はおしまいにして、本番に備えます。
◇食べ貯め
 12日から炭水化物の食べ貯め(カーボローディング)を開始。意識して多めに摂る必要が有るので、「思う存分食べてやるぜ~!」とやる気満々だったけど、いざ始めてみると、結構飽きる。ざる一杯のそうめんを完食するのは辛かった、、、。1~2kmくらい太るくらいで丁度良いらしいのだけど、マラソン前夜に体重を測ってみると、キッチリ2kg太っていた、、、。いとも簡単に体重が増えた事に少々唖然。
◇足攣り問題
 20km練習で気付いた最大の問題は「脚が壊れてくると、持病の脚攣りが発生する。」事だったのですが、打つ手が無くて困っていたら、本番3日前に街角の薬局にて「マグネシウムが不足すると脚が攣り易い」とか書かれたポスターを発見。(これは!?)と思い、早速マグネシウムのサプリメントと炭酸マグネシウムの入浴剤を手に入れて体の中から、外から、マグネシウム補給を敢行。本当に効き目はあるのだろうか???

  ~当日篇~につづく、、、。

2009年3月7日土曜日

筑波TTを観てきた。

 今週はずっと天気が悪くて、前日の特スポも雨に祟られる状況だったのに、当日はカラッと晴れました。時折吹く強い風がつらかったですが。そういえば、今年は筑波へ行ってません。そんな事を考えながら常磐道を走っていると、あろうことか、谷和原ICを通り過ぎちゃう大チョンボ、、、。タイムロスして筑波に到着です。先回と比べると全体の参加者は少なめ?でパドックもそんなに激混みでは無い状況。やっぱり、本格的なシーズン開幕までにはもうちょっと掛かりますよね。そんかこんなで観戦+写真撮影。
 久しぶりの快晴。風が強くて、走ってても気になったそうですが、、、。
  TN1,2クラス疾走中のIZUさん。(TN2クラス優勝おめでとうございます。)今回から新設された?クラスで走っているのはモタードのバイクのみ。筑波でこういう光景を見るのは新鮮。大方の人はロードスタイルで走ってました。観ていて、何かとても楽しそうで(あ~、俺も走ってみたい!!)と思いました。とりあえずDR-ZでL枠でも走ってみようかなと思ってます。(レーサー化には抵抗有るけど、、、。)
  NMクラスにはワイルドピッチさん初参戦。7秒台のペースで予選11位、決勝12位(確か)。筑波初レースお疲れ様です。レース後いろんな人の話を聞いたのですが、辿り着いた結論は、「左を制する者は世界を制す。」 僕も頑張らなきゃ。
  シゲR-1さん、NB・NTクラス疾走中。V2が掛かっていたのですが、達成ならず4位。う~ん、勝つ事っていうのはやはり難しい、、、。

  その後、愚者さん、ONDさん、novさんと一緒にモナークへ行ってご飯を食べて終了。
  あ~、僕も参加してみたいものですが、先ずはタイムを上げなきゃなぁ、、、、。

  写真はココにUpしてあります。

2009年3月1日日曜日

皇居を走ってきた。

(ここまでのあらすじ)
 増加の一途をたどる体重に焦りを覚えた2008年夏(MAX75kg)「これは、いかん!」と思い、かといってスポーツジムに通う気も無かったので自宅で腹筋等の筋トレを始めるもイマイチ手ごたえが無くて、面白くなくて、「コレはもう、走るしかない!」と仕事後の夜のジョギングを始めたのが11月中旬。iPODでタイムを測り始めたらトレーニングが急に面白くなりだして、「何か目標があったほうが絶対楽しい!」との判断から梨塾マラソンズでの荒川マラソンにエントリーしちゃえ、と11月末にはマラソン挑戦を安易に決めてしまったのでした。
 コツコツ練習を続けるも、寝正月の罠や風邪を引く等のトラップに引っ掛かりつつ、気付けば大会一ヶ月前。10kmジョギング位ならば難無くこなせるようになってはいたものの、フルマラソンを完走するためには本番前に20km走は経験しておく必要が有ります。そこで、先ず自主トレにて15kmランを実行し、折りよくVANさんが主催した練習会にて20km走にチャレンジする事にしたのでした。
・・・・・・

 といった経緯で迎えた練習当日。参加者は私とVANさんの2人だけ。これまでの練習が夜の住宅街オンリーだったので昼間の皇居で他のランナーと混じりながら走る事に少々緊張。でも、本番のシミュレーションにはもってこい!?ところが!予報では天気は曇りだったのに朝から小雨が降っている始末。コレがバイクだったら即キャンセルなのですが、ジョギングならば転倒のリスクは小さいので何とかなるかな?と思いつつも、ここで風邪を引くと最悪なので、さて、どうしたものか?と悩みつつも、VANさんと話していたら雨は小降りになってきたので予定通り走る事を決意。
  雨振る有楽町ガード下。何か味があって良い雰囲気。でも、ここは平日夜に来るとこですね。
  皇居から望む丸の内ビル群。ワリと壮観。

 皇居の周りを1周すると5kmあります。なので4周すれば目標の20km達成です。VANさんに教えてもらったストレッチを済ませて、イザ走行開始。
◇ 1Lap目
 昨今のジョギングブーム?を知らない人が見たら、何か大会でもやっているに違いないと勘違いしちゃうほどの大群衆が走ってます。休日のトミンみたい。老若男女・速い人遅い人ごちゃ混ぜ状態。いつも暗い中を独りで練習している自分にとっては場違いな印象。
 何だかな~と思いつつも桜田門前広場から走行開始。まずはVANさんと一緒に走り出しました。コース上には割とペースの遅い人も多かったりして中々自分のペースに乗れません。これも休日のトミンみたい、、、。
 iPODのペース表示を見ながら慣れたペース(5'30''/km前後)に合わせるも、全然シックリ来ません。ていうか、少々辛いです。何故?普段と違う装備が裏目に出たみたいです。まず、途中で給水・給食が取れるようにヘルシアウォーターとゼリー飲料をウェストバックに入れて走ったのですが、これが揺れて無茶苦茶邪魔、、、。(普段は手ぶらで走ります。)バッグを袈裟懸けにしたら多少は紛れた物の重たくてイヤになります、、、。あと、昼間にあわせて薄着で来たつもりなのに、走ってみると無茶苦茶暑い、、、。走る続けるのも困難な状態で、こんなので本当に20kmも走れるのかよ!?と不安になりつつも、VANさんには先に行ってもらって、何度も歩いて調子を整えつつ何とか1Lap終了。タイムは確か33分くらい。(ちなみに5km自己ベストは27分弱。)
◇ 2Lap目
 桜田門広場でたまらずピットイン。ここにはベンチがあるので邪魔な荷物を全部置いていく事に。少々水分補給して走行再開!ここで諦める訳には行きません。
 身軽になって、大分楽に走れるようになりました。普段のペースで流せます。結局2Lap目が一番スムースに走れて、途中歩いたりする事無く再び桜田門前に戻って来れました。この時点(10km)で1時間。
◇ 3Lap目
 ベンチに置いておいたヘルシアウォーターをガブリと飲んで直ぐに走行再開。2Lap目と同じペースで走れるかどうかは微妙だったのですが、4Lap目の余力の事も考えて、上り坂では少々歩いたりしてペースを落として走行。途中、既に3Lapを終え、逆周りの4Lap目に入っていたVANさんとすれ違う。で、いつもと違って余力を残した状態で3Lap(15km)終了。タイムは1時間30分。
◇ 4Lap目
 ここから先は未知の領域。とりあえずピットインして栄養補給。これまでは立ったままで水分補給してきたのに対して、今回はどっしりとベンチに腰を下ろして休憩タイム。ゼリー飲料(ヴァームのクイックなんとか)+ヘルシアウォーターで補給。「よし、まだ行ける!」と腹を括りつつ、軽く屈伸をしてみると、既に膝がガクガクいってました。何だかんだで結構疲労しているみたいです。大丈夫かな?と思っているとVANさんと再会。4Lap目は一緒に走る事にしました。
 で、走行再開。もう、ペースとかは度外視でとにかく残り5km走りきる事のみが狙いです。すると、やんわり走っていたつもりなのに1km位走ったあたりでピキッと左脚ふくらはぎが攣りかけました。これは、ヤバイ。歩いて調子を整えて、何とか走行再開するものの、今度は右脚ふくらはぎが攣りかけました。え~~!?
 そもそも、自分のふくらはぎが攣りやすい事は百も承知だったので(バイクで走った後も時々攣る。)、正月にロングタイプのCW-Xを買って、ふくらはぎもガッチリホールドできるような状態は準備していたのです。事実自主トレの15kmランではノートラブルでした。未知の距離領域に突入して、未知の体験をする羽目になってしまいました。もう少し、マメに水分補給をしないといけないのでしょう。
 ここで酷い肉離れなどを起こそうものなら2週間後のマラソンは絶望的になるので、いっそリタイアすべき?とも考えましたが、それよりも20km走りきる事を経験する事の方が重要だろうと考えて継続を決意。(本番までに再チャレンジのチャンスはもう無い。)しかしながら症状は相変わらずで500mくらい走ると右脚がピキッと攣りかけます。極力リラックスしたりして工夫もしてみたのですが全然ダメ。結構、精神的に辛い状況です。呼吸は全然乱れていなくてスタミナも十分残っているのに、脚が言う事を聞きません、、、。ヨレヨレになりながらも何とか1周して、はい、20km走完了です。
  タイムは2時間10分。最後の1Lapで40分も掛かってしまいました。

 その後、VANさんからマラソンの役に立つ事を色々と教えてもらって(もっと、早く聞いておくべきだった、、、。)、Coco'sじゃなくって、中華料理屋にてトウショウ麺を食して、練習会はおしまい。あー疲れた。
 まぁ、満足の行く結果ではないですが、本番に向けての装備の条件だしとか問題点が明らかになったので有意義!

ちなみに今の体重は69kg。意外と何とかなるものです。