2009年9月19日土曜日

筑波TT in September NMクラスに参戦

筑波ツーリストトロフィ in September の日がやってきました。



 TT参加も今回で2回目。先回の反省を生かして今回は環境面でも改善を試みました。
 まず、ピットクルー。1人では厳しいです。なので今回は先回のクルー君に加えて、ならしの さんにも協力頂き2名体勢で登録しました。で、当日はNT1出場のIZUさんやVFR王子さまにも手伝って貰ってストレスなくレース進行を進めることができました。この場を借りてお礼申し上げます。
 次に、ピット。今回はリーンウィズさんにお世話になりました。お陰で熾烈なピット争奪に参加する事無く快適な環境を手に入れることが出来ました。ありがとうございます。
 あとは、サインボード。先回のは見難くて、ピットクルー君からも「使い難い!」と苦情が出ていたので新しく作り直しました。あと、ラップタイム測定が出来るストップウォッチも買いました。これは正解!今回はボードを探すのに苦労しませんでした!

 レース当日、筑波に着いて最初にやったのはタイヤの交換。時間の都合が合わなかったので当日交換になってしまいました。交換は無事終了して車検を受けました。先回パス出来ているので気にしていなかったのですが、ゼッケンの見辛さを指摘されました。替えのステッカーは準備していたのでセッセと修正作業を行い、準備万端。
 先回は予選終了まで怒涛のスケジュール進行だったのですが、今回は手際も良くなって予選前に一息つけました。今回の予選は激戦です。32のグリッドに対して43台のエントリがあるので足きり予選落ちが発生します。ボーダーラインは8秒くらい?と思ってました(根拠無し)。うっかりすると足きりに遭いますが、自分の走りが出来れば何とかなるはずです(これも根拠無し)。予選に向けて集中力を高めました。

 私は予選1組目。集中力を高めてコースイン。短時間で確実に結果を残す必要があります。新品のタイヤはガバガバ開けられるはずだ!という事を強く意識しつつ走行を開始するものの、、、何だか、荒れていました。序盤と中盤に転倒者が現れ、コースには救急車が出動しているような状況。黄旗と白旗が飛び交う中、旗の無い周は頑張って走るものの、タイムは辛うじて8秒を切るレベル。「これは、いかん!」と焦りつつ、コースがクリアになった終盤は積極的にタイムを狙います。遅いバイクに前を塞がれる事無く走れた事も幸いして、11周目に6秒台が出ました。サインボードの“06.81”の表示を見て「よっしゃ!!」と思いつつ、走りには未だ無駄があったように思えていたので更なるタイムアップを狙って走行を継続しました。しかし、残りの2周は7秒前半どまりで予選は終了しました。ふぅ。
 予選走行中の私。(撮影:motoさん。ありがとうございます。)
 ピットに戻って結果を見てみると、1組で12位でした。単純に二倍しても24なので、これで予選は通ったな?と思いました。唖然としたのがトップのタイムで4秒未満が6人も居る始末、、、。のりぞうさんはこの時点で賞典外タイムでONDさんもベストを更新して「3秒出ちゃいました!!」と喜んで(驚いて?)いました。

 予選ベストラップ。公式タイム1'06"807。
 2組目の予選も終了して、合算の結果、僕は24位で予選通過となりました。先回のTT予選以来の自己ベスト更新を達成して待望の6秒台突入も果たせました。あぁ、良かった、楽しかったよ!筑波TT。   おしまい。


















 だと良かったのですが、無論その後には決勝レースがありました。
予選~決勝は数時間の間があります。NT1のレースは観れるかな?と思っていたら、ブリーフィングと重なってしまいました、、、。(IZUさん、コバピーさん、お疲れ様。)で、待ち時間を過ごしつつ、決勝どうするか?を考えていました。
 物凄く不安でした。勝ち目が無いことは勿論のこと、自分なりに満足な結果が得られる自信も全くありませんでした。しかし、こんな気弱な状態では絶対ダメだと思って、やる気と集中力だけは無理しても高めて決勝に臨みました。
 グリッドに並びました。先回は4列目だったのに今回は8列目です。1コーナーが遠い、、、。先回1周目で大敗北(11台抜かされ)をしているので、今回は同じ失敗を繰り返したくありません。(もっとも、今回は自分の後ろに11人も居ませんが!!)ウォームアップラップを終えてグリッドについて、、、日章旗が振り下ろされました。
 先回の失敗(マシンが斜め)は繰り返さず、クラッチミートもまずまずだったので、いきなり7列目に飛び込む事はできました。「ほら!僕はフラッグスタートは出来るんだよ!!」と得意になりつつも、1コーナーが近づくに連れて徐々に弱点が露呈、、、。まず、スロットルの開けっぷりが甘く、シフトアップも早めなので、並んだライバルを抜き去る事が出来ませんでした。イン側にスルスルと1コーナーに向かっていく自分より1列後ろスタートのワイルドピッチさんが見えました。「早くも抜かれた!?」と焦りつつ、僕の1コーナーブレーキングはこれまた早めで、スタートで手にしたアドバンテージをいきなり放出。しかし、このままだと先回の二の舞、、、。インベタを回るワイルドピッチさんを頑張って追いかけます。しかし、S字の切り返しでまた抜かれました、、、。今になって数えてみると隊列が整った時点の順位は29位?で23番グリッド(一台棄権で1コ繰り上がり)から6台抜かされ、といった結果。これは進歩と呼べるのか?
 2~3周目、自分の前にいる一台が前から離されている事に気付きました。これは早く前に出ないと自分も置いていかれます。しかし、これが抜けない、、、。勝負ポイントが見当たらないまま周回を重ね、そのうち1コーナー侵入で1台に抜かれました。自分なりには頑張れているつもりだったのですが、やはり1コーナーが鬼門?で、また1台、更に1台と1コーナーでその後も刺されまくりました。とほほ、、、。後続の接近に気付いていなかったので、露骨なブロックもしていませんでした。背中に眼が必要です。
 周回を重ねつつ、レースはもう終盤。目の前に4台のバイクがいます。後ろは???。直前を行くバイクは最終で僕より強めにブレーキを掛ける事に気付いていました。勝負は最終コーナー!と決意を固めるも、次の周、青い旗が見えました。「ラップされちゃうの?」と思いつつ、ダンロップの侵入で、のりぞうさんの黄色いCBR(予想通り)に刺されました。その後も1台を前に行かせて、その周は最終で抜くチャンスを逃しました。最終を立ち上がって、「あと1周あるはずだ!!」と気合を入れて全開加速するも、何故かチェッカーが!!?
 「あれ???そうだ、ラップされたんだ、、、。」と気付いてガッカリしながらピットに戻りました。
 ピットに戻って、メットとグローブを脱いで一息入れて、そういえば順位は?と思って、ピットクルー君に
「僕の後ろには何台居たの?」
と訊いてみたら、答えは、
「ゼロ。お前が最後尾だよ。」
との答え。(道理でなんか気まずそうにしているわけです!)
「えっ?!?!?!?」
レース中、後ろは一回も見なかったので、自分が最後尾争いをしているとは夢にも思っていませんでした。あと、タイムも確認したのですが、8~9秒のラップで全然ダメでした。ただでさえ満足の行かないレース展開に最後尾の勲章がついてしまいました、、、、。これにはガッカリ、、、。
 かつて徳川家康は三方ケ原の戦でボロ負けした後、自分の肖像画を配下に描かせました。
 なので私はピットクルー君に写真を撮ってもらいました。こんちくしょう、、。

相当落ち込みました。こんなのでレースに出て意味があるのか?と悩みました。けど、諦めるのはイヤなのでこれからも頑張ります。レース序盤の段取りを巧くする必要がありそうです。

 レース車載動画(前半)

 レース車載動画(後半)

 レース終了後の記念撮影。リーンウィズRTの錚々たる面々(一人を除いて)。

写真は↓にUpしてあります。
筑波TT 090919

筑波TT 090920 (1)

筑波TT 090920 (2)

~謝辞~
 筑波TTに一緒に参加された皆様、ヘルプしていただけた皆様、応援に来て頂けた皆様、ありがとうございます。心より感謝しています。不甲斐ない結果でごめんなさい。

 レース後の駐車場からの風景。夕日が綺麗でした。

○ディアブロスーパーコルサ積算走行時間:0時間30分


2009年9月16日水曜日

筑波2000練習(CBR600RR) その2

TT直前の調整をするために筑波に行ってきました。

 走行予定はA1、B2の二枠。ko-kiさん、ONDさん、コバピーさん、AMRさん、K木さん、OG-Rさん達のTT準備組の人たちが来筑してました。(独りだけTT出ない人が居る?)

◇一本目:A1
 朝イチ枠から走行開始です。A枠とはいえ、TT練習組で速い人が多いのかと思いきや、普段の混んだA枠と一緒でした。とりあえずタイムはそっちのけでパート毎の練習に励み、2周だけあったクリアラップに頑張って7秒6がベストラップ。なんか、先回と変わりませんね。
 結局一本通して走って、1台にしか抜かれませんでした。それどころか、1コーナーで僕がインから抜くことも2回くらい?ありました。これは珍しい事。

◇二本目:B2
 久しぶりのB枠走行です。ハイペース連続走行に体を慣らすべく走行開始です。しかしながら、タイムはイマイチでした。前はクリアなのでイケイケ状態なのですが、タイヤのヘタリが気になってスロットルの開けが「じわ~っ」とゆっくりになってしまいます。特に1コーナー立ち上がりはリアタイヤが横に進むような状態で全然ダメ。なんとかバイクを早く起こそうと工夫するもタイムに進歩は見られず。途中、ONDさんに後ろから見てもらったり、前で引っ張ってもらったりしてもらえた(アリガトウゴザイマス!)ものの、やる気がタイムに結びつかない状態でした。後で調べてみたら、引っ張り効果でセクション1は0.06秒自己ベストを更新(26.00)出来ていましたが、タイムは不安定でした。

なんというか、「A以上・B未満」の嫌なポジションにスッポリ嵌まってしまった感覚。もう一歩抜け出せばB枠安定で行けるのに、、、。

 あと、最近頻発していた、車載カメラの走行中のトラブルの原因が判りました。雲台にきつくねじ込んで固定したせいでカメラのボディが軽く歪んで、バッテリ(もしくはSDカード?)の接触が緩くなっていたみたいです。本日一本目はまたダメだったものの、対策をした二本目はちゃんと撮れていました。
 走行終了後、後片付けをしていて、グローブの右手の平の指の付け根に穴が開いているのを発見!!これではレース車検に通りません、、、。しかたなく帰り道で新しいグローブを購入しました。ぶっつけ本番で使う必要がありますが、短時間なので何とかなるでしょう、、、。
 1ヘアスタンドの金網が高くなっていました。侵入側の金網もそうです。カメラっ子には受難の時代?

 走行終了後、食堂にてko-kiさん、OG-Rさんとモツ定食を食べながら色々とお話。次の課題が見えてきたのですが、いかんせん、次は本番です。出来るだけ頑張るしかありません。
 で、食事を済ませて、バイクの掃除をしてました。次にバイクに触るのはTT当日です。なので、カウルの掃除、色補修、チェーンの給脂、アンダーカウル取り外し等の準備を片付けました。本当はフロントブレーキの大掃除もしたかったのですが、良くも悪くもタッチが変わってしまうと短時間の予選で致命的に困る可能性があったのでクリーナーを外から吹いておしまい。

 さぁ、週末は本番です!
 
 本日ご一緒した皆様、写真は↓にあります。
筑波2000 090916


○ディアブロスーパーコルサ積算走行時間:6時間40分


2009年9月9日水曜日

筑波2000練習(CBR600RR)

筑波に行ってきました。



 9月のTTにも参戦する事に決めました。しかし、このところ調子は最悪なくらい酷いです。この間は9秒も切れなかったし・・・。
 なので、今日はA枠を二本走って感触を取り戻す事にしました。テーマは2つ。スロットルを気持ちよく開ける練習、先日の梨塾で練習し始めたブレーキ前腰オフセットの練習です。筑波では以前からもっと体をオフセットさせて走れれば、、、と思っていたので、そこらへんも改善する可能性があります。
 TT前の筑波はとても混んでいました。平日なのに予約も激戦だったし、、、。幸いIZUさんがピットを取っていてくれたので、ピットにて準備を始めました。

◇一本目:A2
 コースインして2周目の1コーナーにて腰のブレーキ前オフセットを試してみました。しかし、、、
「あっ!!シフトダウンできねぇ、、、。」
 最初はペースを落としてトライしたので大事には至らなかったのですが、ある程度予想はしていたものの、シフトダウンが巧くいきません。ペダルの踏み方がサッパリ判らないのです。(筆者注:決して、足が短くてペダルに届かなかったのではありません!ペダルの踏み方が巧くいかなかっただけです!!)
 どうしたものか??と思いつつも、腰をずらす動作とペダル感触を確認する動作を2つ同時にするからいけないのだ、と考えて、最終を立ち上がってから腰のオフセットを戻さずに1コーナーにアプローチする方法を試してみました。(こうする人は結構いる。)これなら、何とかなりそうです。しかしながら、シフトに注意が行き過ぎてぎこちない印象。まぁ、練習して慣れるしか無さそう・・・。
 事前にA1を走っていたIZUさん、ワイルドピッチさんから、「混み方が酷い!」との話は聞いていたのですが、実際酷かったです。ダンゴ型の渋滞ではなくて満遍なくバイクが走っていて、一台抜いてもチョット前にもう一台・・・といった具合でクリアラップは到底望めない状況。
 A1の混み方が良く判る追走動画。ワイルドピッチさんとAkashitimiさんが写ってます。
 タイムアタックは2の次で練習重視で走っているのだから、まぁ、いいか!?とか思っていたら、終盤、奇跡的に前がクリアになりました。「それならば!!」と頑張って出たタイムが7秒54。(ちなみにブレーキングは以前のフォーム。)あぁ、久しぶり(実は6月TT決勝以来)に7秒台を拝めました!!
 久しぶりに7秒をだした動画。ちなみにクリアラップは1周でおしまい。

◇二本目:A3
 待ってる間は写真を撮りながらずっと1コーナーの見学をしてました。まぁ、観ているだけで巧くなれば苦労は無いのだけど、何となくですが、1コーナー侵入のリズムというか呼吸というか、、、が掴めた様な感じ??
 で、二本目走行開始です。流れが悪い事は承知していたので、粛々と練習に励みました。今のところブレーキ前腰オフセットをトライしているのは1コーナーだけですが、とにかく数をこなして慣れたいところです。
 もう今日は7秒台は拝めないのかな?とか思いつつ、追いついたら丁寧に抜いて、また追いついたら抜いて、、、てのを繰り返していたら、終盤になって、前を走る2台のバイクとの差が少しも詰まらない事に気付きました。「あれ??」と思ってコントロールライン通過時にラップタイムを見てみると、しっかり7秒台に入っているではありませんか!!あとあと調べてみると4周に渡って、7秒台中~後半で走れていました。これには少しビックリ。というのも、私にとって7秒台とは気合全開、バリバリタイムアタックじゃないと出ないタイムだと思っていたからです。それに、タイヤもそろそろ替え時だと思っていたし。まぁ、リラックス出来ていたのが寧ろ良かったのかもしれませんが。

 ベスト更新までは行かなかったものの、TT本番に向けて、まぁまぁの手ごたえです。来週水曜にもう一回練習する予定です。(A1、B2)

 家に帰ってから、区間タイムを調べてみました。今回初めて7秒台の区間タイムを取る事に成功した訳ですが、、、
<これまでの区間タイムつきベストラップ>
 1'08"06: 26.48 - 29.37 - 12.21
<今回のベストラップ>
 1'07"52: 26.07 - 29.24 - 12.21
 セクター1での伸びが大きめです。1コーナーか?S時か??ちなみにベスト区間タイム26.06はA3にて腰オフセットブレーキングで出せていました。あと、セクター3のベストもA3で出ていて、12.01でした。11秒台まであと少し。

 本日ご一緒した皆様、写真は↓にあります。
○ディアブロスーパーコルサ積算走行時間:5時間50分