2010年3月21日日曜日

短期集中連載・車載動画のススメ 【前篇】

まずは前篇から。

結論から書きますが、「車載動画を記録しておくことはとっても重要です」。スキルアップを目指す時、今の自分に足りないものを探す事がきっかけとなるわけですが、(自分なりに)限界走行をしている時の記憶は意外と曖昧なものです。あと、良い思い出は、えてして美化されがちです。客観的な記録に基づいて次のプランを練らないと問題点を見誤る危険があります。
車載動画を記録するメリットとして、
・走行ラインの確認が出来る。
・タコメーター、ラップタイムの確認が出来る。
・他の速い人の車載動画と見比べる事が出来る。
等が挙げられます。ラップタイムを記録する以上の情報が車載動画には含まれているのです。

しかしながら、不幸な事に秀逸な車載動画を残す事は振動等の問題で結構難しかったりします。どうすれば良い車載動画が記録できるのか??
前篇では、私自身が過去に経験した車載カメラステーについて紹介いたします。

記念すべき車載カメラVer.1です。赤いCBRが懐かしいです。積んでいるカメラは電気街で中古で買ったI/Oのカメラ。風景と一緒にメーターも撮りたかったのでタンクカバーのボルトを加工してホームセンターで買った金具でカメラを固定しました。カメラはヨドバシで買ったSLIK製の一番小さい雲台を使って固定しています。これによりカメラの向きを自由に調整する事が出来ます。気になる画質は酷かったです。車体直付けなのでエンジンの振動をそのまま拾ってしまい8000r.p.m.以上では画像が完全にビリビリ振動する始末。おまけにバッテリがカメラの中で踊ってしまうので電源が瞬断し撮影が途切れてしまうことがしばしば。それでも初めて動画を再生したときは結構感激したのを覚えています。

Ver.1の振動問題に対策したVer.2です。写真のように、金具間にバネを入れてカメラをフローティングにしてみました。この変更により撮影が途切れることはなくなったものの、今度はカメラ自体がバネで揺れてしまって、アスファルトの上を走っているのにオフロード動画みたいにとにかく揺れまくりでした。ナットを締めこんでバネを縮めることにより揺れは少なくはなったもののイマイチです。

Ver.2の問題はステーのガタの大きさのように思えました。そこでバネを耐震用のゴムに置き換えたのがVer.3です。ガタが減った分、振動はマシになりましたが、ピッチング方向の揺れを抑えることができていなくてブレーキング時は像が揺れまくり。

Ver.3で見られたピッチング方向の揺れに対策したのがVer.4です。ピッチング方向に金具の面積を稼ぐことにより、ブレーキング時のカメラのピッチングを相当抑えることが可能になりました。しかし、今度はローリング方向のブレに弱い事が発覚しました。コーナリング中、別に車体が暴れているわけでもないのに像がゆらゆら揺れてしまって、ドリフトしてるみたいで変でした。

この頃、I/Oのカメラをぶっ壊してしまったので某社製のカメラに変えました。アマゾンさんで9,000円位で購入したのですが、値段のみならず画質も安っぽかったです。カメラは画素数だけではないことを学びました。

この後、マシンを09にスイッチしました。トップブリッジにおあつらえ向きの穴があったのでハンドルにステーを移動しました。走行中、そんなに蛇角がつく訳ではないので視野は問題ありません。強いて言うならハンドル周りが少々重たくなる事が問題?

D90を買ったので、それまで写真撮影に使っていたデジカメ(パナソニック製きみまろズーム)を車載カメラに使ってみました。そうしたら、画質は劇的に改善!おまけにレンズが広角だったのでメータ+風景を漏れなく撮れる様になりました。縁石とかも見えて良い感じ!ただ、カメラが重いのが少々気になります。

閑話休題、これは某ワイルドピッチ氏から譲り受けたカメラステー(今はどこにあるのだろう??)。とにかく振動が驚くほど皆無である事が優れています。

カメラステーVer.4はカメラが重たくなってしまった事により振動が気になるようになりました。そこで振動吸収素材を耐震ゴムから↑のスポンジに切り替えました。多少はましになりましたが、スポンジがしばらく使っていると潰れてしまい使い物にならなくなってしまいました。それにローリング方向の問題も根本的に解決できていません。

さて、どうしたものか???

後篇へつづく、、、。



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