朝は早起きして、途中守谷SAでピットクルー君と待ち合わせをして(こういうときに1人乗りトランポは辛い)、7時前には筑波に到着しました。ピット争奪戦には参加する気が無かった(ていうか、自転車を持っていない)ので、それなりの時間に到着。しかしながら、その時点でサーキット傍の駐車場は満車になっていて(1/3は場所取りだったと思うけど、、、。)仕方なく北ゲート傍に車を停めて、このために購入した台車を使ってせっせと荷物を運ぶ事にしました。
途中、ライダー・クルー受付(そんなに混んでいなかった)を済ませつつ、どこにピット設営するかな?と物色して、車検場脇にピットを設営する事にしました。
で、準備を進めます。当日車検のレースは去年のSLY耐久で体験していて、相当忙しくなるだろう事は予想していたのですが、実際超がつくほど忙しかったです。
とりあえず、サイドスタンドを外して、アンダーカウルを外して車検に備えます。ここらへんでONDさん登場。色々と手伝ってもらいました。本当に感謝!!車検は一応パスできたものの、車載カメラのワイヤリングをしておくように、あと、カメラ申請を済ませるようにとの指示を受けました。
その後、カメラ申請(書類の記入で済む。要は、撮影動画を商業利用しないことを約束すれば良い。)を済ませて、トランスポンダを取り付けて(意外と苦戦)、再びアンダーカウルを取り付けて、カメラをワイヤリングして、給油を済ませて、、、暖気場へ行ってエンジンを暖気しました。この時点で予選開始まで1時間を切っていました。これからタイヤウォーマーを掛ける事を考えると少々時間が足りない??段々、焦ってきました。水温70℃を確認して暖気を止めてタイヤを暖めはじめて、自分も着替えて軽くストレッチをしました。ここら辺で第2の助っ人、愚者さん登場。予選開始9時45分まで少々時間があるかな?とか思っていたら、そんな余裕は無くて、実際に走り出す前にもう一回チェックを受けて、列に並ぶ必要があるので、着替えが済んだら割と直ぐにピットを出発。で、チェックを受けた後、ピット前にてもう一回ウォーマーを掛けて、予選開始を待つ、といった段取り。本当にもう大変!!休む暇、ジックリ考え事をする暇も無く、ドンドン準備を進行させなくてはなりません。
今回は頼もしい助っ人がいてくれたのでどうにか間に合いましたが、クルー1人体制はどうやら相当要領良くやらないと無理っぽい事を学びました。あと、バイクをチョコチョコいじっている時間はありません。準備を出来るだけ事前に済ませておいたのは正解でした。
で、慌しい事務的な段取りがようやく終わって、今度は走る事を考えなければいけません。サスの設定は練習の時のままで行く事に決めていました。タイヤが新品なのでどうかな?とは思っていたのですが、諸般の事情でリアの車高が僅かに下がっているので、結果バランスすると予想していたのです。
着替えを始めたあたりで、意識的に自分のテンションを高めるように意識しはじめました。予選の時間はたったの15分。序盤からガンガン行く必要があります。朝一番の短時間の予選といえば去年のSLY6耐の苦い思い出がどうしても頭を離れません。スロースターターの私にとって非常に辛い状況です。予選7秒は正直困難だと思っていました。9秒だと恥ずかしいから最低でも8秒は出そうよ!ってのが現実的なプラン。で、とうとう予選開始の時間がやってきて、バイクに跨るのですが不思議と気持ちはリラックスしてました。タイムアタックをせねばならぬ重圧よりも、準備の慌しさと猛烈な暑さからの開放感の方が大きかったみたいです。もう、これからは走る事だけを考えれば良いのです。
で、コースイン。出だし、新品タイヤのネバネバ感を感じつつ走行開始。(でも2周も掛からず自然になる。皮むき終了。)自分の体の慣熟も兼ねて徐々にペースを上げる最初の数周、困った事に気付きました。ピットクルー君にお願いしていたラップタイムのサインボードが見当たりません。けちって小さいボードを作ったのが災いしたのかも???タイムが判らない事に不安を覚えつつも走行を続けました。
予選中は不思議なテンションで走っていました。焦りと緊張でミスを連発!などということは無く、かといって、気合バリバリ100%アタック!という程でも無く、何というか、これまでの練習の成果の再現で淡々と走っていた感じ。直前の練習と通勤中に車載動画を繰り返し眺めていた事は無駄ではなかったみたい。今になって改めてラップタイムペースを確認してみると、4周目にはとりあえずの目標であった8秒台には入っていたみたい。ちゃんと準備が出来ていれば何とかなる物です。
で、更にもう一頑張りするか!?と思っていた予選中盤、とても怖い目にあいました。
遅めのバイクに追いつき気味だったので、さてどうしよう?と思っていた矢先、S字後半で鈍い衝撃を感じて、ビックリしつつも後ろから来たバイクと接触した事に気が付きました。(やばい!!)と思いつつも、何とかコースアウトせずに済みました、、、。人生初接触です。(おいおい、今はレースじゃなくて予選中だぜ??)と憤慨しながらも、かなり気が動転していたので、一旦ピットスルーするか?とも考えましたが、残り時間の事を考えると未だアタックが足りていない気がしたので、頑張って走行継続する事にしました。
気を取り直してアタック再開。時間も残り5分くらい。この頃になってようやくサインボードを見つけました。表示は8秒フラット。思っていたより良いタイムです。ラップショットと違って1周遅れの情報なのでピンと来なかったのですが、(あれ?でも、今の周はもっと良かったよな?)と思いつつ戻ってくるとボードの表示は7.1?。(あ!ベスト更新してるよ!!)俄然、元気が出てきました。で、残り時間最後の一分張りをするつもりだったのですが、微妙に離れた前のバイクがわずかに気になってそれ以上のタイムは出ませんでした。今になって考えれば、一周ペースを落として間を空ければ良かったのですが、本番中そこまで気が付きませんでした。
予選中にまさかのベスト更新!!
ホームストレートでブレーキに指をかけようとしている私。(撮影:愚者さん)
MCコーナーを抜ける私。(撮影:motoさん)
ピットに戻ってきて、自分の順位は27台中12位であることを聞きました。予想を遥かに上回る出来。もう、テンションは最高潮!!スタート頑張ればシングルフィニッシュできちゃうかも??グフフ、、、。とか思っていました。
しかし!! (決勝篇につづく)
ディアブロスーパーコルサ(SC2)積算走行時間:15分
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